完全母乳のメリットは?2人目も母乳育児をしたいママが伝えたい10つのこと

「母乳が赤ちゃんにとって良い」ということはみんなが知っていることですが、なぜ世のお母さんたちはそこまで母乳育児にこだわるのでしょうか?

粉ミルクだとダメなのでしょうか?

ミルクで育てたママは、みんな「もっと頑張って母乳育児をすれば良かった」って言っているけど、何がそんなに良いのでしょうか?

私も出産前、同じように思い、考えていました。

なぜなら、母乳が1番だ!と産婦人科の担当医からも、看護師さんや受付の人からも言われ、経済的にも優しいから良いよとママ友にも言われていたからです。

そんな周りの影響もあり、特に何を意識することなく、母乳で子供を育てたいと考えるようになりました。

さらには、自分の身体から出てくるならタダだし、母乳がベストなら完全母乳で育てないと損!とまで思っていました。今考えてみれば、現金極まりないですね汗

産後の母乳育児の思わぬ誤算・・・

出産したら、難なく母乳が出て赤ちゃんが飲んで、母乳育児ができると思っていました。

でも、いざ退院して自分で母乳育児をしようと奮闘し始めると、あれ?思うように母乳が出ない・・・なぜ?

胸がパンパンに張ってきて痛いのに、母乳が上手く出ない!とパニックに陥り、駆け込むように母乳マッサージをしてもらったのを今でも覚えています。

さらには、産直後に何も考えずずっとおっぱいを吸わせ続けたせいで、乳首に血豆ができました。

なぜなら、ひたすらに完全母乳を目指したい!と思っていたものの、あまり知識のないまま出産してしまったので、そんな苦労に陥りました。

その後マッサージを施してもらい、乳腺が開通してから、頻回授乳を経て、生後1ヶ月後にはかなり母乳育児が軌道に乗り、楽になってきましたが、それでも昼夜問わずおっぱいを出していたので、大変でした。

苦労したけど完全母乳は良い!

母乳育児は、軌道に乗るまでが本当に辛くて大変です。

さらに、私の場合は事前にきちんとリサーチをしておらず、知識がなかったので、想像以上に辛い経験に、何度も涙しました。正直、産後最初の2週間なんて、思い出したくない記憶ですし、人生で1番辛かった経験だったと思います。

それでも今、完全母乳をしてきた過去を振り返って、完全母乳をして良かったと思っています。2人目が出来ても、完全母乳で育てたいです!

あなたにも、母乳が出せて授乳が直接できる環境をお持ちであれば、ぜひ完全母乳で育ててみてほしいです!

今回の記事では、完全母乳で娘を育てた私が、そのメリットを、経験談を交えてご紹介します。

もうすぐ出産予定の方で完全母乳を考えている方、出産して混合で育てているけど、完全母乳にしたいと考えている方、完全母乳のメリットを知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

完全母乳は決して簡単なことではありませんが、完全母乳を目指すことで赤ちゃんにどんな良いことがあるのかご紹介します。

完全母乳のメリット

メリット1:密着度が違う!安心感を与えてくれる授乳時間

直接母乳をあげることは、肌と肌との触れ合いにつながり、お母さんと密着できることでコミュニケーションが高まります。

例えば、あなたが家族や旦那さん、仲の良いお友達とハグをすると、落ち着きませんか?それと似たような感じで、赤ちゃんもお母さんとの触れ合うと安らぎを感じます。

母乳をあげる時間は、赤ちゃんとお母さんが密着しコミュニケーションを取れる大切な時間で、赤ちゃんにもお母さんにも安らぎを与えます。

私にとって直接母乳を授乳している時間は、とても幸せなひと時でした。お母さんにしかできないこの特権を、独り占めできることが幸せでした。

旦那さんにはどんなに望んでも母乳は出ないし、ここまで密着してお世話をすることはできません。

メリット2:母乳には免疫物質が含まれている

粉ミルクの栄養価もかなり上がってきている昨今ですが、産婦人科の担当医、小児科の担当医に聞いても、口を揃えて母乳はベストだ!母乳で育てなさい!と推進されます。

粉ミルクのパッケージを見ても、「母乳が赤ちゃんにとって1番の栄養ですが・・・」という前置きがあるので、母乳が粉ミルクより優れていることが、わかります。

母乳には、お母さんの免疫が含まれているので、母乳を飲んだ赤ちゃんは風邪を引きにくいと言われています。また、遺伝子的観点から、お母さんの免疫機能がたっぷり入った母乳は、その子である赤ちゃんにぴったりの栄養素であるとも言われています。

実際に私の娘も、母乳を卒業するまで風邪知らずでした。逆に言うと、職場復帰とともに、フォローアップミルク+離乳食にした途端に、風邪を引いたり、下痢をしたり、中耳炎を発症したりで大変でした・・・

赤ちゃんの免疫を底上げするためにも、母乳は大事です。

メリット3:SIDSの予防になる

SIDSは何かご存知ですか?

乳幼児突然死症候群、という病気で、生後2〜6ヶ月頃の乳児によく起こり、乳児が睡眠中に突然死亡する病気です。

厚生労働省では、SIDSの予防法として、母乳育児をすることを推奨しています。なぜなら、母乳で育てられている赤ちゃんは、粉ミルク+哺乳瓶で育てられている赤ちゃんよりも、SIDSの発症率が低いという報告があるからです。

でも粉ミルクがSIDSを引き起こす、というわけではありませんし、何がどう作用して発症するかは定かではありませんが、その発症の可能性を少しでも抑えるためには、母乳育児にした方が良いでしょう。

メリット4:あごが強くなる!

母乳を吸うためには、哺乳瓶を吸う16-20倍の力を要するので、必然的にあごの力が強くなります。あごだけでなく、舌も上手に使わないと母乳は飲めないので、滑舌も良くなります。

あごの力が強いと、咀嚼力が高くなるので、離乳食も歯がまだ十分に生えていない状態でも、食べられることが多いです。

さらには、あごの筋肉を使い咀嚼力が発達すると、脳に刺激が伝わり、運動神経や脳の発達にも効果があります。

しっかり噛んで食べることは、栄養を吸収し、消化するだけでなく、脳や運動神経にもとても大事なことです。

メリット5:消化が良く、胃腸の負担になりにくい

母乳は粉ミルクに比べて、サラサラしていて消化しやすいので、消化器官が未発達な新生児や、体調不良になった赤ちゃんへの負担が最小限です。

粉ミルクは腹持ちが良く、赤ちゃんがぐっすり眠ってくれるので、お母さんにとっては負担が少なくラクに感じるかもしれませんが、腹持ちが良い=消化に時間がかかる、ということなので、胃腸への負担を考えたら、母乳の方が断然重宝されます。

メリット6:産後の回復が早まる、体型を戻す

母乳育児をすることは、赤ちゃんにももちろんですが、ママの産後の身体の回復も促してくれることをご存知ですか?

赤ちゃんがママのおっぱいを吸うと、ママの身体からオキシトシンというホルモンが分泌され、このホルモンが産後の子宮収縮を助けると言われています。

母乳をあげなくても子宮は徐々に収縮していきますが、このホルモンが活発に出ると、通常の1000倍にも大きくなった子宮を、小さくする手助けをしてくれるわけです。

また、母乳を出すにはかなりのカロリーを消費します。完全母乳で育てているママが、1日に母乳に消費するカロリーは500キロカロリー程度と言われています。

500キロカロリーは、シンプルな和食メニューなら1食分、唐揚げ5〜6個分、ハンバーガー1個分が目安です。運動で500キロカロリーを消費しようとすると、時速9キロのジョギングで50分程度走らないといけません。

母乳を毎日あげる=毎日約1時間ジョギングする

これと同じくらい消費しているので、無理に産後ダイエットしなくとも、身体に良いものを3食普通に食べていたら、自然と体重が戻りますね。

私は、食べても食べても太らない!と喜んで調子に乗って食べまくっていたら、最終的に太りました・・・食べ過ぎると当然、体重は減らないし、むしろ増えるのでご注意を。

メリット7:ミルク代がかからず、経済的!

当然ですが、粉ミルクで育児するとなると、粉ミルクを購入しないといけません。

新生児の頃は、そんなに消費しませんが、食欲が出てきてミルク量の増えてくる生後4〜5ヶ月頃になってくると、少なくとも月に2缶は必要になってきます。

ざっと計算すると、年間で5〜7万円くらいは、100%粉ミルクで育てる人は出費することになります。

これを高いか安いと思うかは、ママさん次第ですが、私は高い!節約したい!!と思っていた1人で、完全母乳にしたいと思った理由の1つはミルク代です。

私の住んでいるカナダでは、粉ミルクはさらに高く、日本の倍はかかるので年間10万以上します。粉ミルクだけにそんなにお金を使うのはもったいない、母乳が出るんだから、出して少しでも節約したい、と思ったものです。

メリット8:外出時に荷物が減る

完全母乳で育児をしていると、外出時の持ち物が減るので、移動の際にラクです。

出かけるときは授乳服を着て、念のために授乳ケープとタオルを持っていけば、授乳に関しては事足ります。哺乳瓶、保温用の水筒、粉ミルク・・・かさばるものを何一つ持たなくて良いなんて、幸せです!

離乳食が始まれば、また色々と荷物が必要ですが、それまでは荷物が少なく済んだので、哺乳瓶類を持ち歩く必要がなく本当に助かっていました。

赤ちゃんは、普段直接母乳をもらっていれば、哺乳瓶から飲むことを嫌がることがあっても、おっぱいから飲むことを嫌がることはありません。

荷物が減ってラクではありますが、出先で授乳する場所が心配な場合は、車や授乳室など、授乳できそうな場所を前もって確認しておきましょう。

メリット9:夜中の授乳がラク

母乳でもミルクでも、しばらく時間が開くと赤ちゃんはお腹を減らして泣き始めます。夜中にお腹を減らして泣かれたとき、母乳育児だとおっぱいをぺろっと出して吸わせれば良いだけなので、とてもラクです!

粉ミルクをあげようとすると、哺乳瓶を準備し、粉ミルクを哺乳瓶に入れて、お湯を沸かして注ぎ、飲める温度になるまで冷ましてからあげる、という作業が必要です。

でも、直接おっぱいを吸わせるのであれば、そのような煩わしいことをしないで済みます。

布団の中で、寝ながら添い乳をすることもできますし、夜の授乳に関しては、母乳育児だとお母さんの負担も軽くなりますよ。

メリット10:泣いたら即授乳できる

粉ミルクだと、授乳をするまでに時間がかかりますが、直接母乳をあげるのであれば、さっとおっぱいを咥えさせれば良いだけなので、ずっと泣かれることはありません。

赤ちゃんに泣かれると焦りますし、お母さんにとってもストレスになります。赤ちゃんは泣き始めはぐずぐず程度なものの、お腹が減ってきてその泣き声はどんどん大きくなるので、そうなる前にささっと授乳してあげたいものです。

赤ちゃんにとって最大のメリット、母乳育児!

今回の記事では、母乳の良さ、メリットを10点お伝えしました。病気のリスクを減らし、ママの産後の体の回復も促し、栄養満点で気軽にすぐ飲める母乳は、ママにも赤ちゃんにも良いことづくしですね。

母乳は、赤ちゃんにとって最高の自然食です。

母乳育児は、最初軌道に乗るまで本当に大変ですが、子育ては辛い分、手をかけて頑張った分、必ず子供に、ママにその報いが返ってきます。

子どもがある程度大きくなり、母乳育児から卒業し、元気によく食べよく遊んで成長する姿を見ると、「頑張って良かったな、私の努力したことは間違ってなかったんだな」と思えるようになります。

子どもが元気にすくすく育ってくれたら、色々心配することも減りますし、ママも安心して育児・家事・仕事に励めますよ。

メリット盛りだくさんの母乳育児、母乳が出る人はぜひ赤ちゃんに母乳をたくさん飲ませてあげましょう!