どうも、カナダはトロント在住の我が家です。
先日、めでたく妹の結婚式があったので、日本へ一時帰国しました。
いつものことですが、トロント⇆羽田のエアカナダ直行便を利用しました。
13:40発、片道およそ13時間ほどのロングフライトで、大人だけでも飽きるし疲れます。
今回は、2歳半すぎの娘を連れ、さらには私が第二子妊娠中の時(18-20週)に、旦那と3人で帰国しました。
娘を連れての一時帰国は4回目で、正直長時間のフライトにはかなり慣れっこです。
でも、いつも思いますが13時間はとてつもなく長く、どんなに大人しくしていてくれる子と一緒にいても、めちゃくちゃ疲れます。
今回この記事では、妊婦の私が2歳半の娘と旦那と、長時間のフライトをどのように乗り切ったかの体験談とそのコツを、ご紹介します。
妊婦が事前に準備しておくべきもの、2歳児に用意しておくとよいものは、別記事にてご紹介します。
【保存版】2歳児との長時間飛行機対策!揃えておきたい持ち物リスト9選
ぜひ併せて参考にしてもらえると嬉しいです。
目次
飛行機に乗る前は、とにかく遊ばせた
2歳児ともなると、体力があるのでかなり活発です。
飛行機に乗り込んでしまうと、走ったり動き回ったりすることが難しいので、搭乗前に思いっきり身体を動かせるよう、パパママは付き合ってあげましょう。
キッズスペースがあるならそこに連れて行っても良いし、他人に邪魔にならないような広い場所を探して、たっぷり動いてもらいましょう。
そうすると、疲れて機内で寝る時間が長くなります。
我が家は毎度、搭乗前に走り回らせて体力を使わせて、長時間の飛行機に備えています。
機内で寝てくれる時間が長ければ長いほど、面倒を見る時間も減るので、パパママの負担が軽くなります。
子供が寝ている間に映画を観たり、自分も寝て休んだりすることができますしね。
少し早めに搭乗口付近まで行き、付近で遊べる場所を探して遊ばせておけば、搭乗口前に人が集まるギリギリまでそこで滞在できるので、安心です。
今回、妊婦である私は荷物番をし、娘の相手は旦那にしてもらいました。散々走り回ったのにも関わらず、13時間中8時間は起きていた娘。。
恐らく走り回らせる時間を十分に取れなかったせいだと思います。
たっぷり運動してもらうために、もっと早めにチェックインすれば良かったです。。
離陸時には耳抜き対策
離陸時は気圧が急激に変わるため、耳抜きをしないと不快に感じます。
大人はそれを知っているので、唾を飲み込んだりしてやり過ごせますが、子供はそんなこと説明しようとしても、当然ですがわかってくれません。
耳抜きが上手く出来ないと、子供によっては大泣きします。そして、ひどい場合は中耳炎などのトラブルを引き起こすこともあります。
2歳児の耳抜き対策としてオススメなのが、一口ゼリーや棒付きキャンディ、パックジュースなどです。
これらのような物を与えると、飲み込む回数が増えるため、耳抜き対策になります。
パンやおにぎりなどの食べ物でも良いのですが、その時の気分によって食べてくれないときがあります。
甘いものだとどんな時でも食いつきが良く、すぐかぶりついてくれます。
子供の好きなものを用意しておき、飛行機が離陸体制に入ってスタートダッシュを始める頃に、すかさず与えましょう。
我が家は今回、一口ゼリーを与えました。
離陸するぞという寸前でささっと差し出し、夢中で食べているうちに気圧が安定したので、煩わしさから泣くことは全くありませんでした。
離陸後JETKIDSを設置
今回は、この長距離飛行のために購入したJETKIDSを設置することにしました。
離陸時は危ないので、シートベルト着用サインが消えてから設置しましょう。
子供用の足置きって感じですかね。
大人の足に子供の頭を預けることなく、横向けに寝ることが出来る大変便利な代物です。
実際に使用した写真はこんな感じです。
起きているときも設置したまま遊ばせられるし、突然眠くなってコテっと寝てしまっても、そのまま身体を横にしてあげることが出来るので、機内に持ち込んで正解でした。
JETKIDSがないと、子供が寝てしまったらパパかママの膝に頭を乗せないと、横向きに寝ることができません。
何時間も子供を脚に乗せておくことは予想以上に辛く、体勢が変えられないので、腰やお尻が痛くなってきます。
ゆっくり体勢を変えようものなら、子供がそれに気づき起きてしまいます。
眠い状態で起こしてしまうと、それはもう機嫌が悪いので厄介です。
少しでもパパママが快適に過ごせ、子供を極力起こさないようにしたいなら、JETKIDSは必需品と今回の飛行機で感じました。
おもちゃは少しずつ小出しに
毎度のことですが、極力かさばらないおもちゃを数点仕込んでおきます。
具体的には、シールブック、塗り絵、クレヨン、粘土、おもちゃ付きお菓子などです。
タブレットでのゲームや動画もしこたま仕込むのですが、映像ばかり見るのは飽きるようで、しばらくすると見るのを止めて動き回ろうとします。
そんな時に見て触って遊べるものがあれば、動き回り防止になるし、退屈しのぎになるしで良いです。
透明ペンで色が出る塗り絵は、汚れないのでオススメ!!!2歳7ヶ月児、めちゃくちゃハマってました。
おもちゃをあげるときは、一気に全て見せず、隠しながら1つずつあげるようにしています。
リボンや包装紙でラッピングしてあげれば喜びますし、開けて遊ぶまでの少しですが、時間稼ぎにもなります。
今回2歳半ちょっとの娘は、おもちゃ付きお菓子にハマって遊んでくれました。
キンダーサプライズのような小さいミニチュアのおもちゃが最近のお気に入りで、パンケーキとハチミツ、お皿のセットを、それはもう楽しそうにごっこ遊びをしながら、しばらく一人で夢中になってくれました。
でもそうしているうちにまた飽きるので、また新たなおもちゃを出す、を繰り返すようにしていました。
シールブックはダイソーに売っていて、それで十分に遊べるのでおススメです。
日本からトロントへの便は、必ずダイソーのシールブックを購入し、バッグに忍ばせ機内に持ち込んでいます。
眠くなる限界まで遊びに付き合う
無理矢理寝かせようとすると、普段と違う場所にいることに興奮しているからか、寝かしつけを嫌がって泣くことがあります。
うちの娘はまさにそうで、嫌なことをされたときの泣きっぷりと言ったら半端じゃないです。
なので、ギャーギャー泣き喚かれるよりは良いかと、就寝時間とか一切気にせずに、とことん飽きるまで遊びに付き合います。
時間になったら寝てほしいけど、どうせ日本に着いても時差ボケで時間狂うし、今から狂ってもいっか!というスタンスで楽に構えています。
とことん飽きるまで遊ぶと、いつか疲れてコテッと寝てくれるときが来ます。
パパママはそれまでしんどいですが、周りの迷惑にならないよう努めたいなら、この方法が1番泣かないのでベストです。
動画を見せたりおもちゃで遊んだり、機嫌良くさせておいて、限界が来て疲れて寝たいときに寝てもらいましょう。
旦那と私交互に付き合う
結局面倒を見ていた時間が長いのは私です。でも、座席は狭いしつきっきりだしで、連続で面倒を見ることはさすがに疲れてきます。
妊婦だから、体調のこともあるし無理は極力したくない。
そんな時に、旦那に「ちょっとしばらく遊びに付き合ってあげて!」と2人を放置しちゃいました。そして2人のことは一切気にせずに、2時間ほどうたた寝をしました。
その前に旦那は娘の面倒を見ず、自由気ままにうたた寝を3時間ほどしていたので、有無を言わさない交代でした笑
でも、おかげでまとまった時間休め、かなりリフレッシュすることができ、また全力で娘の遊び相手をすることができました。
このように、ある程度まとまった時間で区切って、子供の対応を夫婦交互にすれば、疲れを極力溜めることなく長時間の飛行機を乗り切れます。
出発時間にもよりますが、飛行機は13:40発だったので、私→旦那→私で面倒を見ているうちに寝てくれました。
それでも8時間ほどは寝てくれませんでしたが、間にまとまった休みが取れ、ゆっくりできましたよ。
腰が痛くなったらすぐストレッチ
お腹が大きくなり始めた妊婦は、体型の変化から腰・背中などに痛みが出やすいです。
私は、元々長時間座ると腰が痛くなる体質ですが、妊婦ということもあっていつもに輪をかけて、フライト中は腰痛が辛かったです。
なので、とにかく立ってストレッチしまくってました。
5回くらいは席を立って、少し広いところで腰をほぐしたり伸ばしたりしてましたね。
あまりトイレに行きたいわけでもないのに、無駄にトイレに行って娘のオムツを替えつつ、ストレッチしたりもしました。
我が家は3人で席を取ったので、横一列で座り、窓際に娘を座らせました。
よく動く私は、娘が寝てからは通路側に座り、こまめに立ってストレッチなど行っていました。
産婦人科の担当医からのアドバイス
腰の痛みから頻繁にストレッチした、ということもありますが、これは産科の担当医のアドバイスでもあります。
念のため、今回の日本への一時帰国の件を担当医に伝えると、ノープロブレム!とあっさり言われました笑
でもいくつかアドバイスをもらったので、ここでご紹介しておきます。
長時間動かないでいると血流が悪くなるので、フライト中はこまめに動いたりストレッチするように勧められました。
また、乳児用の鎮痛剤・解熱剤(Tylenolというカナダでは一般的な薬)を服用すると、血流が良くなるからと言われたので、念のため服用しました。
乳児用で効果はごく弱いものなので、妊婦でも服用は問題ないのだそうです。
おかげで、腰は多少痛くなったものの、体調不良に見舞われることはなかったです。
子供がいると、妊婦であってもついつい子供のことを優先しがちですが、時には旦那に甘えて、自分の身体のメンテナンスをする時間もこまめに作るべきだと感じました。
最後に
今回の記事では、「妊婦が2歳児と長時間フライトをしたときの体験記とそのコツ」をご紹介しました。
決して楽ではありませんが、起こりうるトラブルやアクシデントに備えて色々準備しておくと、パパママの負担が軽くなります。
これ鉄則です!
また、妊娠中に飛行機に乗ることはあまりないかもしれませんが、その際は定期検診のときにでも担当医に告げておいたほうが良いと思います。
あなたの体調に合わせたアドバイスをもらえるので、ぜひ話しておきましょう。
あなたとご家族の空の旅が、少しでも快適になりますように。