こんにちは、最近2人目を出産したももです。2人目を出産したことで、また色々ブログに書きたいことがたくさん出てきました。
その中でも、今回は「バルーンを使った計画分娩」についてご紹介します。
実際に経験して思ったことを綴っています。ぜひ参考にしてもらえたら幸いです。
目次
私の簡単なプロフィール
34歳、カナダ在住、2回の出産を共にカナダで経験。
1人目は、予定日より2日遅れて自然に陣痛が来て、無痛の普通分娩。最初に感じた陣痛から約24時間後に出産。
2人目は、予定日にバルーンを使用し、人工破水させて計画分娩。無痛の普通分娩で出産。3410g、51cmで生まれました。
バルーンとは?
まず始めに、バルーンって何?!っていうところから簡単にご紹介します。
バルーンとは、文字通り小さい水風船のようなもので、子宮口に入れて広がりを促進し、陣痛を促すものです。子宮口に固定する部分が水風船のように膨れ上がり、バルーンが細いチューブに繋がっていて、チューブの先端を下肢部にテープで固定します。
挿入時はぐっと押されるので痛みがあるものの、固定されれば無痛で感覚がありません。タンポンみたいな感じです。
私が出産した病院は、出産前日にバルーンを挿入し、一時自宅に帰されて翌日朝に病院に行き、出産するという流れでした。バルーンを挿入していてもシャワーを浴びても良いし、自宅で日常生活を送ることに問題はありませんでした。
なぜ計画分娩をしたのか?
計画分娩は担当医に勧められたわけではなく、自分が旦那と相談して決めました。
もちろん、担当医に事情や意図を説明して、超音波検査で赤ちゃんのサイズや羊水量を測って、問題がなかったから実行できたことです。妊娠〜出産直前まで母子ともに健康で、血圧や体重、血糖値などの検査に引っかかったりしませんでした。
カナダに在住の私たちは、両親が日本から手伝いに来てくれるものの、2週間しか滞在できないと聞いたので、出来るだけ予定通りに出産したいと思いました。
また、1人目の面倒を見てもらう上で、出産日に目処が立っていた方が、病院に滞在する日が読めて家族に娘の世話をお願いしやすかったからです。
いつ来るかわからない陣痛が急に来て、あたふたするよりも段取りが掴みやすいと思ったからです。
なぜバルーンを選んだのか
私が選んだ、というより病院の計画分娩の方針が、バルーン→人工破水→陣痛促進剤→出産という流れだったため、必然的にバルーンを使用することになりました。
至ってよくある出産の流れで、どの病院でも行われている施術なので、不安はありませんでしたよ。
私の出産スケジュール
11月30日
出産の内診、バルーンを入れに病院に来る。赤ちゃんの心音、陣痛レベルを測定、採血を行う。
当直医が子宮口の開き具合を確認、3センチに満たなかったので(1.5センチ程度と言われた)、バルーンを入れることに。
バルーンを入れた後、一旦家に帰宅。緊急分娩で大忙しだったようで6時間くらい待たされ、病院から出たのは真夜中でした涙
バルーンを入れる施術自体は、15分程度で終わりました。
帰宅し夜中1時半に就寝。
12月1日
朝8時に病院に電話して、病院の混み具合を確認。午前11時に来るように言われました。
ちなみにこの日が出産予定日です。
家を出る前に、午前10時頃にトイレに行き便座に座ると、何かがにゅるっと出てくる感覚があり、まさか!!と思い見ると、バルーンが出てきました。
もちろん故意に出したくて出したわけでもないし、特別大きい方がしたくていきんだわけでもありません。普通に出てきました。
ちなみにバルーンが出てくるのは、子宮口が3センチ以上開いた証拠なので良いことなのです。
そして病院に着き、当直医に内診で子宮口を確認された後、正午過ぎに人工破水させました。
かぎ針のような、先端が尖ったスティックのようなもので処置をされ、破水してからは動くたびに透明の液体、羊水がどばどば出てきました。
ちなみにここから出産まで、トイレ以外はほぼ寝たきりです。
人工破水させてからは、ごく軽い生理痛のような下腹部の鈍痛がすこーしだけありました。でも、子宮口がそれ以上スムーズに広がらないので、午後2時頃から陣痛促進剤を微量からスタートすることになりました。
最初は不規則な軽い陣痛から始まり、笑いながら旦那やナースと話せていました。
でも家族が面会に来てくれた午後5時頃には、陣痛の間隔は5〜7分程度になり、陣痛の間は痛みを逃すのに必死になって、おしゃべりどころではありませんでした。
痛みがかなり強くなってきた午後7時頃についにギブアップし、麻酔を投入してもらうことにしました。
麻酔の量が少なかったのか、思うように効かず、通常30分で痛みが和らぐところ、私の場合は麻酔量を追加して1時間かけて和らぎました。体質などの原因で、効くまでに時間がかかることはよくあることだそうです。
時間がかかったものの、その後麻酔はガッツリ効果を発揮してくれました!
麻酔が効いてからは、子宮口が全開になるまでゆっくり休むだけなので、うたた寝したり旦那としゃべったり、のんびりしていました。
12月2日
日が変わってすぐに当直医が内診をしに来ました。そこで、子宮口が全開!!ということがわかったので、ナースが器具を揃えたりヘルプのナースを呼んだり慌ただしく出産準備を始めました。
そして準備が整い、0:30頃からいきみ始め、11分後に第二子が誕生したのです。いきんだ時間、何と11分!!分娩時間を考えるとスーパー安産以外の何者でもなかったです。
あまりにも短時間で出てきたので、自分でも驚きました。
バルーンを使用した感想
バルーンを装着するときは、噂の内診グリグリをされるので、痛くて顔をしかめました。でも、装着後は違和感や痛みは全くなかったです。痛いことは当然のことで、担当医も「痛いけどごめんね」と言いながら処置をしてくれました。
それよりも、太ももにテープで固定されていた、バルーンと繋がっているチューブの方が煩わしかったです。服の着脱やしゃがんだりするときにチューブがつれる感じがして、痛みはないものの快適とは言えませんでした。
とはいえシャワーを浴びたり日常のことは一通りできたので、不便はありませんでした。
体験してわかった計画分娩のメリットデメリット
メリット
デメリット
結果、計画分娩を選んで良かった?
計画分娩には賛否がありますが、私は選んで良かったと思います。
1人目出産時は、計画分娩なんて人工的で自然じゃなくて絶対嫌だ!!と思っていましたが、2人目は色々前もって予定出来るので、逆に計画分娩じゃないと色々困る、とまで思っていました笑担当医が同意してくれて、ホッとしたのを覚えています笑
結果、入院する前に娘に私が家を空けることを説明して理解してもらえたし、両親がその間家にいて、家のことと娘の世話をしてくれたし、家族みんなにとって、とにかく段取りよく出産できました。
2人目以降の出産旦那の仕事が忙しくて立ち会える日が限られている家族に産後助けてもらえる期間が限られている、そんなママさんは、計画分娩を検討してみても良いかもしれません。
最後に
今回の記事では、バルーンを使って計画分娩をした体験記をご紹介しました。
私はもし3人目が出来たとしても、計画分娩を選びます。そのくらいスムーズで予定通りに段取りが組めたので、助かりました。
私の体験記が少しでも参考になれば幸いです。