【陣痛体験記】24時間痛みに耐え抜いたママが勧める、痛みの緩和方法

人生の一大イベント、出産。
そしてついにやって来た、陣痛!!!!

私は無痛分娩で出産したのですが、陣痛が3分間隔くらいになるまで麻酔科医を待っていたので、それまで必死に痛みを耐え抜きました。

痛いです、やばいです。立ってられない。痛すぎて自然と声が出る。痛みをやり逃して、ホッとつく間も無く、また次の痛みの波が来ます。

さっきまで陣痛の間に余裕かまして笑って話してたのに、もはや間隔縮まったらそんな余裕ない!!助けてほしくても誰も助けてくれない!(当たり前だけど)旦那はオロオロするだけで役立たず!笑

陣痛ってどんな痛みなの?
どのくらいその痛みは続くの?
痛いって聞くけど、どのくらい痛いの?
どうやったらその痛みを緩和することができるの?

臨月で出産間近の方、奥さんや近い家族の方、友人がもうすぐ出産するという方には特に、ぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです。

陣痛が始まってからのタイムスケジュールと、そのときの状況、用意しておいて良かった・しておけば良かったアイテムを赤裸々に語ってまいります・・・

予定日過ぎそうな出産待ちのママに読んでほしい>>予定日過ぎたらすること3つ。これだけ行ったら、即陣痛が始まった。

私の陣痛体験記のまとめ

・総合病院で出産(カナダでは一般的)
・無痛の普通分娩だった
・陣痛開始から約24時間後に出産
・陣痛が始まってから、5〜7分間隔になった約17時間後に病院へ
・陣痛が始まっても破水はせず、産科医が病院で人工的に破水させた

【注意】

陣痛開始前に破水したら、即病院に行った方が良い可能性が高いです。

必ず病院に電話して指示を受けましょう。私は、陣痛は5分間隔まで経験しましたが、それ以降は無痛分娩で麻酔を使用したので、痛みはありませんでした。

5分間隔からの陣痛が本当に辛くて大変、と聞きますが私はそれを経験していないので、最後の出産シーンまで知りたい方には参考にならない部分もあるかもしれません。

でも、陣痛を17時間も経験したので、その痛みや辛さの体験はお伝えすることができます。

陣痛タイムスケジュール

12:00am

真夜中辺りから痛みを感じ始める。陣痛の間隔は30〜45分程度、長さは30秒くらい。

きゅーっと下腹部が締め付けられ、痛みで動けなくなるので深呼吸をしながら終わるのを待つ。陣痛の間隔にムラがある。陣痛の間隔にはムラがほとんどないと聞いていたので、これ本当に陣痛なの?と疑問に思いながらも、とりあえずアプリに陣痛記録をし始める。

陣痛が終わるとうとうとできるが、また痛みで起きるので、熟睡できないまま朝を迎える。

7:00am

起床。といってもほぼ寝られていないままベッドから出る。

陣痛の間隔は30分前後で長さは30秒、痛みレベルは依然同じ。間隔が短くはなってきたが、時間のムラはまだある。痛みの波がぐぐーっと急にやって来るので、痛みが来ると床かソファに座ってうずくまり、痛みが終わるまで待つ。

痛みがないときは普通に動けるので、食器洗いや簡単に朝ごはんの準備などをする。
普通に朝ごはんを食べる。ちなみにその日のメニューは、食パンとヨーグルト。とりあえずまだまだ時間がかかりそうなので、旦那は仕事へ行く。

入院準備物の最終チェックと家の整理整頓をする。

10:00am

陣痛の間隔が20分前後、長さ30秒と徐々に短くなってくる。痛みも増してきた感じがする。

間隔が短くなっても、まだまだ病院に行くには早いので、横になる。当然すぐ痛みが来るので、寝られない。破水していなかったので、身体をリラックスさせるために30分ほど湯船に浸かる。

12:00pm

陣痛は15〜20分間隔、長さは30〜45秒くらい。

痛みが来ると、今まではイテテと言いながらギリギリ話せたのに、話せなる余裕がなくなってきた。正午前に旦那が帰ってくる。

初めて病院に電話をする。通話中に陣痛が来ず、普通に話せていたので、まだ病院に来るには早すぎると言われる。早く来て子宮口が開いていなかったら家に帰らないといけないから、もう少し家で待ちなさいと言われる。

5:00pm

陣痛の間隔が10分を切ってきて、長さが1分弱と長くなってきた。

8〜10分に1回、1分弱の陣痛。こうなってくると、いよいよ余裕がなくなってくる。もう一度病院に電話をし、状況を説明する。

間隔が10分弱になってきているなら、病院に来てみてと言われて、ついに移動。旦那の運転で、自家用車で15分かけて出産予定の病院へ向かうことに。陣痛が落ち着いた瞬間に駐車場へ行き、助手席に座る。旦那の運転中、陣痛が来て横でもだえる笑

動かずにはいられない、激しい痛み。運転の合間に、旦那に尾骶骨のあたりを強く押してもらう。そうすると痛みが少し緩和された。

5:30pm

病院到着。受付完了。

スムーズなお産のために自分で歩けと言われ、座っていた車椅子を取り上げられる涙

分娩室に行く前に、まず子宮口が開いているか確認するため、診断室に歩いて行く。その間も陣痛はガンガンやって来る。触診の結果、子宮口が5センチくらい開いているとのことで、分娩室へ移動。

ここまで頑張ったねと看護師さんに言われ、少し気持ちが和らいだ。

6:00pm

完全個室の分娩室に歩いて移動。その頃の陣痛の間隔は5分、長さ1分。

痛みが来るたびに、旦那にありったけの力で尾骶骨を押してもらう。それでも激痛でひぃーーー、くぅぅーーみたいな声が自然と出る。ベッドに横になっても良いが、ギリギリまで動いた方が良いと言われ、陣痛がない間は出来るだけ病室を歩く。

間も無く麻酔科医の先生が来るから、それまで我慢して、出来るだけ動いてと言われる。

6:30pm

麻酔科医の先生が来る。神様仏様麻酔科医様。。!涙

ベッドの縁に座り背中を出すよう指示され、痛みに必死に耐えながら、半泣きの状態で言われるとおりにする。麻酔は脊椎にするもので、動くと危険なので絶対動くなと言われる。

麻酔の針を刺している間に、またもや陣痛の波が来る。手を握っててくれる旦那の手を全力で握りしめ、歯を食いしばり動かないようにした。

7:00pm

徐々に麻酔が効いてきて、今までの地獄が嘘だったかのようにラクになる。痛みを全く感じないので、うたた寝すらできた。

思った以上に時間が余ったので、家族友人に連絡したり、休んだりする。

麻酔は痛みを感じたら自分でボタンを押し、薬液が体内に入り込むようになっている。時間による量のコントロールがあるので、たくさんボタンを押したからといって、都度出るわけではない。

麻酔の量が多すぎると、いきむときのタイミングがわからないからと、痛みがないなら麻酔のボタンを極力押さないように勧められる。

11:30pm

何度か産科医と看護師さんが、子宮口の具合をチェックし、破水させ、いよいよ分娩しますよと言われる。

12:00amすぎ

いきみ始め!

出産中も終始痛みはなかった。麻酔量のコントロールが上手くできていたようで、痛みはないものの、赤ちゃんがぐぐーっと出て来る感覚はわかったので、それに合わせていきむように言われる。

とにかく必死に、医師看護師に言われるがまま、いきみまくる。

12:45am

娘出産!

いきみ始めて30分ちょっとで出産できたので、スムーズだったねとお医者さんに言われました。

陣痛が始まってから計算すればながーい道のりだったけど、分娩はスムーズだったようで安心しました。

陣痛の痛みを例えると?

生理痛の10,000倍、それ以上かも?とにかく痛いです。

子宮が収縮するときに陣痛が発生するらしく、きゅーっとお腹が締め付けらます。子宮を締め付けながら赤ちゃんを下へ押し出そうとするので、骨盤や尾てい骨の辺りの痛みがすごいです。割れそうな痛みの波が数分おきに、休みなくやって来ます。

無痛分娩しない方は、5分間隔以下になったら、その痛みがほぼずっと出産まで続くので覚悟しておきましょう。怪我とかの痛みとは全く違い、お腹の中がぐぐーっとよじれて握りつぶされるような感じ。

ちなみに鼻からスイカとよく例えますが、私はその例えはよくわからなかったです。。

ちょっと楽になった!陣痛の緩和方法

実際に産気づいてから行ったことで、私には効果があった!というものをご紹介します。

あくまで私の個人的な嗜好・見解なので、万人に適用できるかどうかは定かではありませんが、ぜひ試してみてください。

1:入浴

私は最後まで破水しなかったので、自宅でお風呂に浸かりました。(破水した人は、悠長に入浴などせずに、すぐ病院に電話しましょう!)

旦那にお願いして、いつも通り浴槽を洗ってお湯を張ってもらい、合計30分くらい浸かりました。
リラックス出来るし、不思議と痛みが和らいだので良かったです。お風呂の中で1度陣痛が来て、くぅーっと身体を丸めるように痛みを抑えましたが、その前後に経験したその痛みとは比べものにならないほど楽でした。

なので水中出産をする方もいますが、理にかなっているので痛みが緩和されるという意味では良いのかもしれませんね。

2:出来るだけ歩く、動く

病室では、歩けるときは出来るだけ歩いていました。看護師さんにも、動ける間は歩いたりスクワットして、どんどん赤ちゃんが出てくる準備のお手伝いをしてあげて、と言われました。

赤ちゃんが生まれてくるお手伝いをしなきゃ!と思うと頑張れますよね。

お母さんもじっとしてるより、何かしている方が少しでも気が紛れて痛みが軽くなります。どっちにしても痛いので、あくまで気の持ちようですが汗

3:テニスボール

これは全力でオススメします!絶対絶対!!テニスボールを出産時に病院に持って行きましょう!

どこのメーカーのものでも良いです。ただの何でもない、100均とかで買えるような安いテニスボール1個で十分です。

私は、病院の出産準備クラスを夫婦で受講したのですが、そこでテニスボールを使って痛みを緩和させるロールプレイをしました。

その時はこんなもので痛みが緩和されるわけないし!と散々勧められたのにも関わらず、完全にテニスボールの存在を見くびってました。

知っていましたか?尾てい骨の辺りをテニスボールのようなもので強く押すと痛みが劇的に緩和されるんです!

これは本当に効きます。私のママ友も一同にすごく楽になったと言っていました。テニスボールじゃなくても何でも良いです。

私は無様にもテニスボールを持って行かなかったので、旦那に拳で思いっきり押してもらってました。でもね、拳だと毎回は疲れるし、何より旦那が押してくれる場所が毎回ベスポジから外れていて、イライラするのなんのって!笑

私のように後悔されないよう、絶対病院に持っていくことをお勧めします!!

最後に

今回の記事では、私が実際に経験した陣痛の体験記と、陣痛を緩和するために行ったオススメなことをご紹介しました。

時間とともに痛みは忘れつつありますが、自分が書いたこと記事を読むたびに、今でも残像がはっきりと頭の中によぎります笑

我が子のため、と思ったら不思議と勇気が出て、底力が発揮できるものです。これから出産を予定されている方、頑張ってくださいね!!

バースプランを考え中のプレママさんへ>>カンガルーケアって何?実際に体験したママが語るメリットとデメリット

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