異国の地、カナダで妊娠・出産を経験しました、ももです。
10年前の私は、まさか海外で子どもを産むなんて思っていませんでした。日本の産婦人科と大きく違う、カナダ。最終的にカナダで出産して良かったと思えましたが、妊娠してから出産まで、そのルールや勝手が違うので、大変ですし、戸惑うことも多かったです。
カナダと日本の医療システムは根本的に違うので、いきなり妊娠して産婦人科に行けるわけではありません。
このような疑問や悩みをお持ちのあなたに、今回は妊娠発覚〜どこの病院で産むか決めるところまで、私の知識と経験を基にご紹介します。
目次
海外で妊娠したらまずどこへ行く?
妊娠したら、まずは自分のかかりつけのファミリードクターがいればそこに、なければ最寄りのウォークインクリニックに行きます。
カナダでは、専門医がいる病院に行くためにはまず、
ファミリードクターかウォークインクリニックで紹介状をもらわないといけないので、必ずどんな病気、トラブルでもそこへ最初は行きます。
ファミリードクターorウォークインクリニックで何をするの?
妊娠しているので、正式な検査をしたいと申し出ます。
最後に生理が来た日を聞かれ、それを元に出産予定日を計算してくれます。カナダでは、血液検査で妊娠していると確認するのが一般的なようで、ファミリードクターに血液検査をする機関への紹介状を書いてもらい、すぐ採血しに行きました。
その結果がファミリードクターに届くので、翌週末にまたファミリードクターのところへ行き、結果を聞きます。妊娠が確定したら、産婦人科の病院の紹介状を作成してくれ、妊娠初期の妊婦がすべきこと、してなはいけないこと、ダウン症の検査の案内などしてくれます。
どうやって、どんな病院を選べる?お勧めは?
クリニックによって提携病院が異なるので、特定の病院・先生を指定したい場合は、事前にクリニックに確認した方が良いですよ。
基本的には、どこの病院の先生もたくさん妊婦さんを診ていて満員状態なので、こちらから選ぶことはできません。
私のクリニックは、Mt. SinaiとSt. Michaelsという病院と提携があって、紹介状を書けるがどっちが良いかと聞かれたので、Mt. Sinaiを選びました。
なぜMt. Sinaiにしたかというと、トロント生まれ、トロント育ちの日本人のお友達が、Mt. Sinaiが設備がいいし、1番大きいから良いと勧めてくれたからです。Mt. Sinaiはカナダで年間の出産数が1番多くて有名な病院だそうで、私が出産した日・前日の方向けの退院時の説明会があったのですが、その日だけで7人ほどいました。
日本では、小さな助産院で産んだりする方が多いですが、カナダは基本総合病院の産婦人科で出産する場合がほとんどです。
Mt. Sinaiはとても有名ですし、その規模の大きさから、無痛分娩のための産婦人科専任の麻酔科医が常駐しています。ハイリスクの妊婦さん、無痛分娩を希望している妊婦さんには、特にお勧めです。
病院を決めたら、どういう流れで検診の予約をとるの?
クリニックの受付、もしくはドクターが説明してくれると思います。
基本的には、クリニックから病院にファックスで、紹介状と妊娠情報のカルテ(現在妊娠何週で、いつ出産予定)を送ってくれます。その後、病院の受付から私に電話かメールが来て、最初の検診の日にちを予約するという流れで予約しました。
最初の検診は血圧と体重を測ったあと、色々たっくさん質問されます。その後、現在の体調、服用している薬やサプリはあるか、過去に大きな病気をしたことあるか、あるとしたら何か、家族で糖尿病患者はいるかなどなど。。英語の医療用語がさっぱりな私には、とても苦労しました。辞書片手に行くか、事前に聞かれそうな病気の名前は予習して行ったほうがいいかもしれませんね。。
必要なもの、やらなきゃいけないこと
妊娠が発覚したらすぐクリニックへ行き、指示に従って、検診の予約を取っていけば良いだけなので、特に事前にやらなきゃいけないことなどありません。
家族に糖尿持ちがいたかの確認と、病院で色々持病があるかなど質問されるので、それに向けて医療用語を少し覚えておく程度ですかね。。
不安だったら、英語が出来るお友達か旦那さんと一緒に病院に行ってもらってもいいかもしれませんね。なんにせよ、色々気を揉んでストレスになると身体に障って良くないので、安らかにリラックスしてどーんと構えておくのがベストですよ。
最後に
日本とやり方が違うので戸惑うことはあると思いますが、移民大国カナダは、英語力に自信がなく、ネイティブスピーカーでない人の対応にとても慣れています。
わからなかったら、初めてだからわからないんだけどと言い、質問したら丁寧に答えてくれる人が多いですよ。ただ、親切に1聞いたら10説明してくれる日本のような文化ではなく、必要最低限しか向こうからは教えてくれないので、聞きたいことは必ずメモをして、訪れるようにしましょう。
英語がわからないと不安になりますよね。私も今まで聞いてわからなかったら、あやふやにして終わらせていることもありました。でも、妊娠と出産にあやふやはあってはいけないと思います。
少なくとも私はそう思って、自分と赤ちゃんのために、気になることは忘れないようにメモして、わからないことは全て質問してきました。
北米では、自分から気になることを積極的に質問していかないと、待っていても誰も教えてくれません。どんどんドクターに質問して、不安や悩みをクリアにしていきましょうね。