新生児期から8ヶ月ころまで、完全母乳で育ててきました。
娘が1歳になる前に職場復帰を予定していたので、復帰までには母乳に頼りきった育児からは卒業したいと考えていました。
相談した友人から、完母からいきなり卒乳をすると、お母さんの胸が張って痛い、けど搾ったりするとまた身体が母乳を作り始めちゃうから、痛いまま数日我慢しなければいけない。
大変だから覚悟しなよ~と言われていました。
痛いのやだ!我慢するのやだ!乳腺炎になって発熱するのやだ!
何より体調不良になりながら、子育てするのはやだー!!!
不必要な痛みや苦しみからは、できることなら逃れたいと思い、スムーズに卒乳できる方法はないかと色々リサーチしました。
・痛みのない卒乳をしたい
・母子ともに負担やストレスは極力かけたくない
・そろそろ完全母乳から混合に変えてもよいかも
・職場復帰までには(ほぼ)卒乳したい、少なくとも夜1回だけにしたい
そんなお母さんに読んで欲しい記事です。
私はその当時、どのくらい実際に母乳が出ていたかは詳しくは計っていませんでしたが、娘の体重は順調に増えましたし、乳腺炎などのトラブルも起こることなかったので、順調な母乳育児だったと思います。
個人的には、半年完母でやり切った後は粉ミルクもあげたり、離乳食を与えたりして母乳育児にこだわらなくていいやと考えていました。
自負するつもりはありませんが、結論として、2ヶ月かけて少しずつ母乳量を減らして、粉ミルクと離乳食を増やしていけば、絶対に上手に痛みやストレスのない卒乳を迎えることができます!
私は、2016年11月(娘生後11ヶ月半)に職場復帰をし、復帰直前には1日1回寝かしつけに母乳をあげ、それ以外は粉ミルクと離乳食でした。復帰とほぼ同時期に卒乳し、それ以降は母乳をあげることを止めました。離乳食は順調に進んでいたので3回食でした。
いつごろから準備を始めた?
5ヶ月半頃から離乳食を始め、少しずつフルーツ果汁や麦茶を哺乳瓶であげるようにして、直接母乳を飲む以外の方法で水分や食べ物を摂取させる練習をしていました。
元々哺乳瓶からは一切飲めなかったのですが、生後6ヶ月頃に、試しに赤ちゃん用のフルーツ果汁をあげてみたら、あんなに嫌がっていたのが嘘のように、むさぼるように哺乳瓶で一気飲みしました笑 当時は哺乳瓶嫌いでとっても苦労したのが嘘のようにあっけなく受け入れていました・・・
そして、母乳以外の離乳食や飲み物にだいぶ慣れてきた生後8ヶ月ころから、食べても食べなくても離乳食を3回準備し、あげていました。徐々に段階的に進めていたので、具体的にいつごろからというと区切りが難しいのですが、生後6ヶ月くらいから「徐々に直母に頼らないようにしていく」ことを心がけてきたかと思います。
卒乳する2ヶ月前に準備しておくこと
9月末、生後10ヶ月頃から、毎日1回200ml粉ミルクをあげるようにしました。離乳食は3回食で、母乳を欲しがったら1日2~3回ほどあげていました。でも、離乳食を最優先してちゃんと食べてほしかったので、影響のないように離乳食後に母乳や粉ミルクをあげるようにしていました。
離乳食3回、粉ミルク1日1回を続けることで、母乳を作られる量が徐々に減ってきます。胸が少し張るときがありましたが、そういうときは少しだけ搾って痛みを緩和させていました。
このスケジュールにしてから、数日は胸が張るかもしれませんが、3日くらいすると落ち着いてきます。
胸が張るからと母乳を与えていては、いつまで経っても母乳量が減っていかないので、多少の張りがあったとしても、与えたり、むやみに搾ったりすることは控えましょう。
卒乳する1ヶ月前に準備しておくこと
10月末、生後11ヶ月頃から、母乳をあげる回数を1回に減らしました。粉ミルクは毎日2回、それぞれ180~200mlあげていました。こちらも、最初は胸が張るときがありますが、徐々に落ち着いてきます。ここまで来ると、あと一歩!
タイミングを見計らっていつでも卒乳できるようになってきています。
卒乳する2週間前に準備しておくこと
夜の寝かしつけにいつも行っていた授乳を、無くしていきます。授乳を続けたいお母さんは、もちろん続けてよいです。
ただ、寝かしつけの授乳は出来るだけ止める方向にしていったほうが良いと思います。急に止めなくても良いので、赤ちゃんが抱っこして寝てくれそうなら授乳せずに、抱っこして寝かしつけてもなかなか寝てくれなければ授乳して、寝かしつけるようにします。
そうやっていって、徐々に授乳せずに寝てくれるように、赤ちゃんの習慣を変えていきます。
時間はかかるかもしれませんが、私の娘は最終的に授乳しなくても寝てくれるようになりました。
赤ちゃんは習慣で生きています。2~3日経てば、赤ちゃんも習慣も変わってくるので、
赤ちゃんに振り回されるのではなく、赤ちゃんをお母さんがコントロールしてあげます。
最終目的は、入眠儀式=授乳の癖を終わらせることです。この癖がなくなると、寝かしつけがとってもとってもラクになります!
そしていつでも卒乳できます!あとは、お母さんがいつのタイミングで止めたいかにかかってきます。これで最後かと思うと名残り惜しいけど、ダラダラ続けると赤ちゃんがおっぱいを恋しくなって夜寝てくれなくなるので、注意しましょう。