多くの場合、赤ちゃんの月齢が5ヶ月を過ぎる頃、いよいよ離乳食が始まります。
母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんが、大人が普段食べている食材と同じ物を、初めて口にする時です。
できるだけママも赤ちゃんもリラックスした状態で、離乳食に臨みたいですよね。
「最初は、ママの膝にすわらせてあげましょう」と本・雑誌等に書かれています。
でも、腰のすわっていない赤ちゃんを片手で支えながら、毎日離乳食をあげ続ける事は、非常に大変です。
それに、離乳食が進まない赤ちゃんだと、ママはもっと大変です。
食べ物を全力で拒否する赤ちゃんを、片手で支えながら食べさせようとするのは、至難の技ですし、時間もかかります。
我が家の場合、娘の腰がすわっていない頃、そしてあまり離乳食を進んで食べてくれない時期に、大変重宝したアイテムが「バウンサー」でした。
バウンサーは、元々娘に少しでも多くの時間、一人で遊んでもらうために購入したアイテムでした。乗せていると、腰がすわっていない月齢の娘の背中を、しっかり支えてくれていたので、「このアイテムは、離乳食をあげる際にも役立つのでは」と考え、離乳食のシーンにおいても使うことに決めました。
結果、予想は的中し、娘の体をしっかりバウンサーが支えてくれていたので、私も離乳食の準備や、与える際に非常に楽に行うことが日々できていました。
今回は、
と思っているママに向けて、私が実際にバウンサーで、離乳食をあげてみての率直な感想、良かった点・大変だった点を中心にお伝えします。
離乳食をあげる度に、膝抱っこが大変だと感じているママ、腰がすわっていない赤ちゃんを硬い椅子に座らせるのはちょっと・・・と考えているママに、少しでもお役立ちできれば幸いです。
それでは、早速ご紹介していきましょう!
私が使用しているバウンサーはこれ!
私が使用しているのは「BABY BJORN(ベビービョルン)」の「バウンサーBliss(ブリス)」です。
ベビービョルンのバウンサーは、素材が「ソフトタイプ」と「メッシュタイプ」の2種類がありますが、私が持っているのは「メッシュタイプ」の方です。
ソフトタイプに比べて柔らかく、赤ちゃんをふんわりと優しく支えてくれます。
角度調節は、3段階あります。
一番角度が高くて、赤ちゃんを思いっきり遊ばせる角度「プレイポジション」と、遊ばないけど、とりあえず座らせておこう、と赤ちゃんの体を休ませる角度「レストポジション」、また赤ちゃんが寝た時用の「スリープポジション」です。
バウンサーの取扱説明書では、お座りができるまでは、「レストポジション」か「スリープポジション」の角度で調節することを、オススメされています。
バウンサーだと揺れて食べさせにくい?
バウンサーで離乳食をあげる、となると大人は「揺れて食べさせにくいのでは?」と思いがちです。乗せるとすぐに揺れますので、赤ちゃんの口にスプーンを持っていくのが困難では?と考えますよね。
私は、娘が生後5ヶ月〜7ヶ月の2ヶ月間、バウンサーで離乳食をあげてみて、「腰がしっかりとすわるまでの赤ちゃんには、バウンサーで離乳食をあげるのが、非常に良い」と感じました。
硬めの椅子やママの膝抱っこだと、どうしても赤ちゃんの上半身が、フラフラしてしまいがちですが、バウンサーは、赤ちゃんの背中全体をしっかりと支えてくれます。
そのため、離乳食をあげている最中も、赤ちゃんの身体がぐらつく心配がなかったからです。
また、多少揺れますが、赤ちゃんが離乳食を気に入ってくれると、身体を起こさずに、口を開けて待っていてくれたので、スプーンを口に持って行きやすかったです。
結果、揺れの大きさよりも食べやすさの方が圧倒的に勝っていて便利だったので、バウンサーで離乳食をあげ続けていました。
7ヶ月を過ぎて、腰がしっかりとすわった頃、赤ちゃんは自分の力でしっかりと動き始めて、あらゆる方向に動こうとしますので、バウンサーもしっかり揺れてしまいます。
その頃から「離乳食を食べさせにくい」と感じるようになりました。
ですので、バウンサーを使って離乳食を与えるベストな期間は、「離乳食与え始めの5・6ヶ月〜腰が据わる頃まで」をオススメします。
バウンサーはリクライニングが低すぎて食べさせにくい?
バウンサーで離乳食をあげるとなると、赤ちゃんが斜め上を向いた状態であげることになりますので、リクライニングが低く、食べさせにくいのでは?と思われがちです。
ベビービョルンのバウンサーは、前述の通り、3段階の角度調整ができますので「スリープポジション」以外であれば、赤ちゃんもしっかり斜めを向きますので、ママも離乳食をあげやすいです。
私は、ローテーブルに自分の肘をついて、バウンサーに座った娘に離乳食をあげていました。高さが絶妙で腕が疲れず、離乳食を与えるときに時間がかかった際も、とても楽でした。
ここが使いやすい、ここが使いにくいなど
腰がすわっていない時期は、赤ちゃんも激しく動くことが少ないので、私も離乳食を非常にあげやすかったです。また、膝をローテーブルに置きながら食べさせていたので、私の身体もとても楽でした。
腰がすわるようになると、赤ちゃんが自分でバウンサーを揺らす様になり、私がスプーンを持っていっても、鼻や顎付近にあたってしまい、うまく食べさせられないことも、しばしばありました。
また、私の娘の腰がすわったころ、病院で処方してもらっていた薬が原因で、薬を混ぜていた離乳食も嫌がる時期がありました。
私が食べさせようとしても、娘は身体を反らせたり・くねらせたり等、全力で拒否されました。それによってバウンサーの揺れも大きくなりましたので、離乳食をあげこと自体が、とても困難になりました。
使いやすくて便利!という期間は短いかもしれません。
でも離乳食が始まると毎日与えることになるし、その時間も意外とかかるので、毎日の煩わしさを少しでも改善したいなら、離乳食開始時はバウンサーがベストだと思います!
最後に
今回は、バウンサーで離乳食をあげたいと思っているママに、実際に使用している私の口コミをお伝えしました。
離乳食として使用できる時期は2ヶ月程、と短いですが、ママの腕が本当に楽なのでオススメですよ!
離乳食目的でなくとも、バウンサー自体は、赤ちゃんが1歳を過ぎてからも一人遊び等で使えますし、使わない時はコンパクトに折りたためます。
毎日のように使用していて、とても便利です!
購入を検討している方への参考になれば幸いです。
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