ズバリ断言します。
ベビーカーを選ぶときに「走行性」を最優先にするなら、「海外製」のベビーカーにしましょう。
なぜなら、国産の有名ベビーカーは、軽量と折り畳みに特化しているので、足周りがとても弱く、走行性が劣るからです。
「軽い」「コンパクト」「ワンタッチで折り畳み」を重視しているなら、国産のものが良いですが、どうしても押し始めるときに重かったり、ガタガタ揺れたり軋んだり、音がしたりします。
そんなの大したことないでしょ!って思う人も多いかもしれません。でも、押し始めの重さやガタガタは、実際に使ってみるとママにとって非常にストレスになります。
そこで今回は、「走行性」を重視した、オススメの海外製ベビーカーをご紹介します。
目次
イタリア製VS日本製
私はペグペレーゴのSiというベビーカーを使っています。イタリア製で走行性を売りにしているこのベビーカーは、子供が乗っていても指1本で押せてしまうくらい軽くて、ガタガタ道もハンドルが取られることなく快適に走行できます。
某有名国産メーカーのベビーカーを使っている友人と、ある日お互い使っているベビーカーを少しの間交換しました。
とにかくまぁ、押し始めが重いのと、盲人用のブロックや歩道の継ぎ目など、些細なものやありとあらゆるものに引っかかってストレスになりました。
もちろん、折り畳みはびっくりするくらい簡単だし、収納時に畳んで持ち運んでみたら、これまたびっくりするほど軽いので、ラクです。
でも、折り畳む時間なんて乗り回している時間に比べたらほんの10秒くらいのものだし、持ち運びも、何十分もするわけじゃないので、軽ければ便利だけどそこに重きを置くのはなぁ・・・と思うのが正直なところでした。
それよりも、ベビーカーを何時間も操作したり、押し歩いたりするときの利便性を考えたほうが良いです。
ベビーカーを操作する時間の方が、折り畳んだり持ち運んだりする時間に比べてずっと短いですからね。
取り回しと操作性・走行性にこだわるべし!
新生児期から2年間ベビーカーを使っていて、つくづく思います。
折り畳みと持ち運びは、そこまで重要視しなくても良いんじゃないか・・・?
軽くて折り畳みが一瞬で出来て、押し始めや取り回しがとっても軽く、安定性が抜群!なんてベビーカーがあれば本当に理想ですが、実際にそんな夢のようなベビーカーは、残念ながら存在しません。
出産前から出産するまで、またママ友のネットワークやリサーチをしまくった結果、気づきました。完璧なベビーカーは存在しません・・・!泣
もしも、「走行性」「取り回しや押しが軽い」「安定性」の優先順位が高いのであれば、海外製のベビーカーが断然オススメですよ。
それではまず始めに、ベビーカーの走行性がよい理由について3つご紹介しますね。
走行性が良い理由1:そこそこの重量がある
取り回しが軽く、走行性が良いベビーカーに共通して言えるものは「重量がそこそこある」ということです。
ベビーカーの重量が重いのに、走行性が良いって何か矛盾してない?と思うかもしれません。でも、国産製のものでよくある重量が5キロ前後の軽いベビーカーは、軽くてコンパクトですが、頑丈さに欠けるのでちょっとの道でもガタガタしますし、車輪周りが貧弱で弱いです。
車輪周りが頑丈じゃないと、軋みもひどいし、でこぼこ道にハンドルが取られやすいので、運転しづらいです。なので、走行性めちゃくちゃ悪いです。
子供が大きくなって10キロを超え、荷物も増えるとなおさらその押し始めの大変さにイラっと来ます。全体重を腕に預けないと、ベビーカーが動き出してくれません。。
人気のストッケスクートは約12キロ、バガブービーは8.7キロ、グレコのシティトレックは8.5キロ、私の愛用しているペグペレーゴSiは7.8キロです。
車輪周りががっしり安定しているので、すっと軽く押しただけで、ベビーカーが進んでいきますよ。冗談抜きで、私のベビーカーは12キロの娘と荷物を乗せていても、指1本ずつで押せます。
でも、8キロ程度なら、折り畳みや持ち運びにもまだ対応できますが、女性で12キロのものを持ったり運んだりするのは至難の技。さらには子供と、子供と自分の荷物も一緒に持たないといけないとなったら、地獄です。
車移動がほとんどだったら問題ないですが、もし、折り畳みや持ち運びの機会が頻繁にあり、かつ走行性も望むのでしたら、8キロ前後のものを選ぶと良いでしょう。
走行性が良い理由2:素材が頑丈
重さが多少あるベビーカーは作りや素材が頑丈なので、少しの揺れや石畳のようなガタガタ道でも揺れにくいし、力を入れることなく押せて運転しやすいです。
カナダ在住だから感じることですが、海外は舗装していない道や石畳、ガタガタした道がめちゃくちゃ多いです。
なので、走行性や頑丈さを伴ったベビーカーじゃないと、とてもじゃないけどストレスなく歩くことはできません。
走行性が良い理由3:シングルタイヤ
ダブルタイヤは地面との摩擦による抵抗力が強いです。なので、押し始めが重かったり、でこぼこ道でハンドルを取られやすかったりして、すこぶる押しにくいです。
それでも国産の軽量ベビーカーは、ダブルタイヤのものが多いです。軽量化しつつ、子供の重量を支えるためには、ダブルタイヤのほうが構造上丈夫になるからです。
軽くてシングルタイヤであれば最高なのですが、安定性に欠けてきてしまうので、そういったベビーカーがないのが残念なところです・・・
走行性が良い理由4:車輪にサスペンション
また、重量があるベビーカーにほぼ共通していえることが、車輪にサスペンションがついています。
サスペンションは、ベビーカーが揺れたときに衝撃を吸収してくれるクッション機能で、赤ちゃんが快適、安全に乗っていられます。
なので、新生児からベビーカーの買い替え無しでずっと使用したい!という人には、安心して使うことができますよ。私のベビーカーもサスペンションがついていて、生後3ヶ月から娘を乗せていますが、揺れが心地よくて気づいたら寝てくれていることがよくありました。
走行性が高い海外製ベビーカーはこれ!
前置きが長くなってしまいましたが、重量がそこそこあり、頑丈で、シングルタイヤ、サスペンション搭載の海外製ベビーカーをご紹介しますね!
UPPABaby CRUZ(アッパベビー クルズ)
Baby Jogger CityMini(ベビージョガー シティミニ)
Bugaboo Bee5(バガブー ビー5)
Britax B-Agile 3 Stroller
先ほどご紹介したBaby Jogger同様、3輪ベビーカーは非常に小回りが利き段差に強いので、小回りさと段差を気軽に乗り越えられるベビーカーを探しているなら断然オススメです。
全輪にサスペンションが付いているので、赤ちゃんを乗せるのも安心ですね。
Peg Perego Si(ペグペレーゴ シー)
私が愛用しているベビーカーで、頑丈な作りである上にそこまで重くない、さらには収納カゴが大きく、すぐ折り畳める!
そしてもちろん、片手でも、指一本でもスイスイ押せちゃう神的存在のペグペレーゴシー。
2歳半の娘に現在も使用中ですが、12.5kgの体重でも軽く押せちゃうので驚きです。