娘出産から2週間、乳房の痛みに泣きながら、母乳が上手く出なく、旦那にストレスを当たり散らしながら目指していた完全母乳が、ついについに軌道に乗ってきました・・・!
飲みたいときに吸って出てくる母乳を、嬉しそうに飲んでくれる娘を見て、私の努力は無駄じゃなかったんだなと感じ、涙が出そうになります。娘が一生懸命、母乳を飲んでいる姿を見るのは本当に幸せです・・・^^
そんな私たちに、一難去ったのちのまた一難がやってきました。
ある時からなぜか、毎回のように母乳を与えたあと、吐き戻してしまうのです・・・涙
時間をかけて、(母乳出始め当初は)痛い思いをして、振り絞った母乳。
当初は乳首が切れて泣いたこともありました。>>
20ml搾れた!そして30!40!と、徐々に増えていく母乳の量に、夫婦共々喜んだのもつかの間、飲ませた後ゲップをさせるために背中をトントン叩いているとどばーーと出てくる、かげがえのない母乳・・・なぜ・・・
私たちと同じように困っている方もたくさんいらっしゃるかと思うので、新生児の赤ちゃんがなぜこんなにも吐きやすいのか、吐いたあとのケアや処理を、今回の記事では綴っていこうと思います。
目次
なぜ新生児は吐きやすいのか?吐きやすいのは病気なの?
大人の胃の形と赤ちゃんの胃の形は、全く違います。
大人の胃はふたのような機能があるので、ゲップや胃がムカムカしたとしても逆流することはほとんどないですが、赤ちゃんの胃にはふたの機能がないので、横になったり、ゲップをしたりすると、どうしても逆流しやすくなります。
ペットボトルにふたをしていれば、振ってもこぼれることはありません。
でも、ふたを開けた状態だと簡単にこぼれてしまいますよね?それと同じ要領で、すぐ横にしたり、母乳を飲むと同時に吸った空気を出す(ゲップをする)ときに母乳(ミルク)が出てきてしまいます。
噴水のように大量に吐く状態が続く、吐いたあとぐったりしている、といった症状があれば病気を疑うべきですが、そうではないパターンがほとんどなので、すぐに病気と決め付けて心配する必要はありません。
少々の逆流はどの赤ちゃんにも起こりうることです。
私の周りのママ友のお子さんたちも、しょっちゅうミルクや母乳を吐いています。私の娘も、一時期はよく吐いていたので、何かの病気ではないかと本当に本当に心配しました。
でもそんな娘は、今ではぴんぴんしていますし、体重も身長も平均以上です。なので、吐く=病気とは限らないので安心してくださいね。
病気だとしたら、肥厚性幽門狭窄症や、腸閉塞が主な理由なようですが、
いずれも他の症状が併発するとのことなので、心配であればすぐ小児科を受診しましょう。
吐いてしまうなら、ゲップをさせない方がいい?
ゲップさせなきゃいけないのは知っているけど、もしこんなにも毎回毎回吐くのであれば、いっそのことゲップ自体させないほうがいいんじゃ・・・?
と思ってしまう方もいるかもしれませんが、これは大きな間違い。ゲップは絶対させてあげてください。
私の友人が新生児検診をしに小児科に行ったとき、お医者様に口酸っぱく
「授乳後は縦抱きして背中叩いて、ゲップを出してあげて。
出なかったら30分かかってもいいから、叩き続けてあげて。」
と再三言われたそうなので、(30分も叩き続けたら、次の授乳時間が来そうだよねとつっこんでましたが笑)極端な例かもしれませんが、それくらい大事だとお医者様も言っています。
空気が溜まってしまうと赤ちゃんが苦しいですし、うまく胃の奥まで母乳が行かず、吸収を妨げてしまいます。必ずゲップはさせましょう。
母乳のせいで吐くの?
母乳の成分が体に合わず、吐いたりすることは基本的にはないので安心してください。
先述しましたが、赤ちゃんの胃のつくりは大人に比べ、とても吐きやすいつくりになっています。
母乳を飲みすぎて、お腹に溜まりすぎて吐くこともありますが、長期的にみて(新生児なら1週間)体重が減っていないのであれば少しくらい吐いても大丈夫です。
毎回の授乳量を見て心配になるママさんもいますが、時間帯や前回の授乳の時間の空き具合によっては、しっかり飲んでくれないときもあります。
2~3日に1度体重を測って、増加しているかどうかを見れば良いでしょう。
毎回吐く場合はどうしたらいいのか?
何か対策があれば良いのですが、赤ちゃんはどうしても吐きやすいもの。
吐いたあとけろっとしていて、少々であれば毎回吐いても問題ありません。
かくいう私も、赤ちゃんの時授乳後毎回大量に吐いていて、母を心配させていました。
でも、無事12ヶ月でなんと12キロを超え笑 大きな病気もなくここまで生きてこれたので、毎回吐いていても、体重の増加傾向が順調なら大丈夫です。
おしっこの量を確認して、オムツがずっしりしていれば十分に水分が足りている証拠ですが、もし3〜4時間以上おしっこを一切しておらず、毎回噴水のように母乳を吐き出すのであれば、脱水症状も心配になってきますので、1度お医者さんに相談したほうが良いでしょう。
赤ちゃんによって体質や状況など、異なると思うので、おかしいと思ったらぜひ1度小児科を受診されてくださいね。
何より、四六時中赤ちゃんと一緒にいるママが、1番赤ちゃんの様子がいつもと違うことに気づくはずです。おかしいかも、と思ったらすぐお医者さんに相談しましょう。
吐いても栄養は十分に摂れているの?飲む量は?
新生児であれば、毎日ではなく1週間単位で体重の増加を確認し、ほぼ同じもしくは増えていれば、栄養は摂れていると言えます。神経質なお母さんは毎日細かく体重増加をチェックしたいかもしれませんが、毎回確認するとそれだけでストレスが溜まるので、オススメしません。
そしてストレスは母乳の出に影響します。
母乳育児を考えているお母さんは、ストレスは天敵ですので気をつけましょう。
毎日の体重増加にこだわるより、赤ちゃんの機嫌や、おしっこ・うんちの量の確認を重要視することをおすすめします。
そして、1週間に1度程度体重をチェックして、増えているかどうか確認しましょう。
飲む量の目安は1回あたり、
生後1日・・・20ml
生後2日・・・30ml
生後3日・・・40ml
生後4日・・・50ml
生後5日・・・60ml
生後6日・・・70ml
生後2週間・・・80~100ml
これを1日8回程度。
生後3〜4週間・・・100~120ml
これを1日6〜7回程度。
あくまで目安なので、最初の1ヶ月は特に、赤ちゃんが泣いた時に授乳してあげても良いでしょう。新生児は授乳の度にたくさん飲めているわけではなく、あるときにはたくさん飲めたり、飲めなかったりして、飲めないとすぐお腹が減ってしまい泣き始めます。
なので、時間にはあまりこだわらず、できるだけたくさん授乳の機会を与えてあげましょう。
私はとにかく母乳の出をよくしたかったので、量にこだわらず、最初の1ヶ月は特に赤ちゃんが泣いたらおっぱいを咥えさせるようにしていました。
吐いた後の処理方法
吐いたときに横になっていたら、必ず縦抱きに抱いてやり、背中を叩いてあげましょう。
これ以上吐くことがなさそうなら一旦横に寝かせて、新しい肌着に着替えさせます。髪の毛などかなり汚れてしまったら、ガーゼハンカチをお湯で濡らしてふき取るか、沐浴してあげましょう。
面積の広いベッドシーツやカーペットの上に赤ちゃんを置くと、またそこで吐いてしまう可能性があるので、洗濯物を極力減らすべく、すぐ洗えるタオルを敷いて対策しましょう。
新生児〜3ヶ月まで、本当によく吐くしうんちも漏らすしで、肌着が何枚あっても足りません。最初のうちは洗濯をこまめにする余裕もないので、肌着の替えをたくさん用意することをおすすめします。
肌着の必要枚数の詳細はこちらから>>
まとめ
産まれてすぐは心身ともに余裕がなく、初めてのことに戸惑いますがみんな同じです!
私の娘もよく吐きましたが、今はピンピン元気にしています。
母親の勘を信じて、これはおかしいと思ったら、迷わずお医者さんに連絡して診てもらいましょうね。
ママと赤ちゃんが安心して、楽しい母乳育児を送れますように・・・