【助産師のアドバイス】完全母乳にしたいなら、夜に頻回授乳しなさい。その理由とは?

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出産後から8カ月間、怒涛の幕開けの後に完全母乳で乗り切ったももです。

私の母乳育児はこうやって始まった

出産という一大イベントを乗り越え、ボロボロで、疲れ果てた体に待ち受けていたのは、休息ではなく過酷な現実でした。
異国の地、カナダで出産した私。カナダの病院では、産直後から退院まで、赤ちゃんとは常に同室、粉ミルクを助産師さんが与えてくれるわけでもなく、泣いたら自分であやして授乳するという生活が、寝る間もなく始まりました。
考えが甘かった。。涙

母乳育児にするなら、とにかく赤ちゃんが泣いたら、おっぱいを吸わせなさい。

右も左もわからなかった当時の私は、看護師さんからの助言を聞き、無我夢中で母乳を出すために、我が子にお腹いっぱいになってたくさん寝てもらえるようにと、とにかくおっぱいを吸わせまくってました。
産後1週間かけて、助産師さんが丁寧に色々ケアして、アドバイスしてくれる日本の病院とは違い、欧米の病院では、産後母子共に健康だと、産後24時間後には退院するのが一般的です。なので翌日には自宅に戻って、毎時間のように泣く、我が子との格闘が始まりました。

知識も経験もなく、何も知らず、誰も教えてくれず。そんな状態から私の母乳育児は始まりました。
吸わせ方や授乳姿勢、授乳時間などのコツを何も知らなかった私は、当初闇雲に授乳に挑戦し続け、最終的には乳頭に血豆ができ、さらには乳腺が開通しておらず胸がカチンコチンに腫れ上がりました。この時が人生で、肉体的、精神的に1番追い込まれて辛い状態でした。

卒乳をしてからしばらく経った今、自分は母乳育児に対する当初の考えが、本当に浅はかで無知だったなと感じています。

はっとさせられた、助産師さんからの母乳育児アドバイス

何も母乳育児のことを知らずに、全て当たって砕けろ精神で、母乳を出そうとしていたそんな私に、神の手を差し伸べてくれたのは、桶谷式母乳マッサージのできる助産師さんでした。

大げさに聞こえますが、異国の地で産み、周りに頼れる人がいなかったときに、優しく語りかけてくださり、私の苦労を理解してくださったのはこの方だけです。

ご自身にも2回出産経験のあるその方は、実に丁寧に対応してくださり、本当に心が救われて、また頑張ってみよう、私のやってることは間違っていなかったんだ、と前向きに捉えられるようになった、救世主の助産師さんです!!
そんな神様仏様のような助産師さんに、これだけは続けて頑張ってみて!!と繰り返し言われたことが、

「完全母乳を目指すなら、夜間に頻回授乳しなさい、特に夜に粉ミルクはあげちゃだめ」

です。
言われたことを忠実に従い、夜に頻回授乳し、夜は一切粉ミルクをあげずに、まずは1週間、頑張ってみよう。助産師さんの言うことを信じてみよう。

赤ちゃんの体重が増えず、完全母乳がだめそうなら、小児科の先生に相談して粉ミルクに頼ろう。そう決めて、ただがむしゃらに授乳することにしました。

まず1週間、夜中の頻回授乳を続けたら、苦労は必ず報われる!

すると、最初は娘に頻繁に泣かれて、母乳が出ていないのかと不安で精神的に追い込まれることもありましたが、この1週間の苦労が実を結んだようで、そこから少しずつ母乳量が増え、授乳後に母乳が足りないと泣かれることが減ってきました。
今思えば、ここが母乳育児の分岐点で、この努力があったからこそ、完全母乳で育てることができたのだと感じています。

いつ母乳が軌道に乗るかは、誰にもわかりませんし、直接母乳を与えていたら実際に与えている”量”がわからないので、最初は不安しかなかったです。
さらには何も知らない旦那が、「おい、ずっと泣いてるけど大丈夫なのか」「母乳が足りていないからじゃないのか」と追い討ちをかけるように言ってきたので怒、精神的に追い詰められて、泣いたことも何度かありました。

でも、まずは1週間、絶対母乳だけでやりきると期間を決めて、がむしゃらに頑張りました。その後順調に体重が増えていくのを、1週間検診と1ヶ月検診で見たときは、涙が出るほど嬉しかったし、私のやってきたことは間違えていなかったんだ、と確信できました。
小児科の先生に褒められ、助産師さんにすぐさま報告したら、労いの言葉をかけていただき、自信につながりました。

なぜ夜に授乳するのが母乳育児に良いの?

そもそも、なぜ日中ではなく、夜間に授乳すると母乳が出るようになるのでしょうか?
それは、母体で作られるホルモンの関係で、母乳は昼ではなく、夜中から明け方に特に多く作られるからです。その時間帯に授乳する機会をなるべくたくさん作ることで、母体に、母乳が足りないぞ!もっと作らないといけないぞ!という司令を出すことができ、母乳が作られます。
母乳が軌道に乗ってかなりの量が出るようになるとわかりますが、母乳が溜まり、胸が張って痛くなってくるのは、いつも夜中から明け方でした。
逆に言うと、午後から夕方にかけては母乳の供給量が、1日の中で1番減る時間帯なので、どうしても赤ちゃんが泣き止まずしんどい時は、夕方に薄めの粉ミルクを作って、与えてあげてもいいと、助産師さんに言われました。

最初の1週間は、2〜3日に一回娘が泣き止まずに辛いときだけ、午後4時から6時頃に20ml分の粉ミルク量に対し、40ml分のお湯を入れて、薄めてあげていました。
量は少なめですが、あまり粉ミルクを与えすぎると、母乳量を増やす妨げになってしまうので、このくらいが良いとアドバイスを受けました。

最初の1カ月は、母乳量を安定させるためと、お母さんの体力を少しずつ回復させるために、赤ちゃんが寝ているときは、昼夜問わず寝るようにし、夜中はアラームを2時間おきにセットするなどして、積極的に授乳するようにしましょう。

夜、母乳でなく粉ミルクをあげたら寝てくれるけど、それじゃだめなの?

お腹がいっぱいになって満たされた赤ちゃんは、眠くなり、ぐっすり長い時間寝てくれます。赤ちゃんにもよりますが、満腹状態で寝ると、連続で2時間から4時間くらい寝てくれることが多いです。
また、粉ミルクは腹持ちが良く、母乳と同じ量を飲んでも消化に時間がかかるので、粉ミルクだとより長い時間ぐっすり寝てくれる傾向があります。
さらには、お母さんにとってお手軽で便利で、すぐ作れてしまうのが利点ではありますが、それらに甘えてしまうと、残念ながら完全母乳で育てることは難しいです。

粉ミルクを飲んだ分だけ、母乳を飲まなくなるし、母乳の供給量も減ります。
完全母乳で育てたいなら、母子ともに粉ミルクに頼ることは極力減らしましょう。

母乳量が1週間で増える、夜のスケジュール

夜に授乳するのが良いとわかったけど、実際にどのくらいの頻度で、どのくらいの時間をかけて、どう授乳すれば完全母乳にいいのでしょうか?

そんな疑問がある方に、私が産後から生後4週間頃まで、実際に試みた夜のスケジュールを具体的にご紹介しますね。
基本は2〜3時間おきに授乳をします。
赤ちゃんが泣いたら、2時間経過していなくても、その都度授乳します。ずっと連続で吸わせることは、乳首を傷つける原因にもなるので、片方を連続で吸わせるのは、長くても15分までに留めて、反対側を吸わせましょう。
ずっと吸わせっぱなしにすると、肩が凝って母乳の出が悪くなり、乳頭が傷つきやすくなりますし、母乳が出なくなるので、合計で約30分ほど授乳したら、30分〜1時間は必ず休憩するようにしました。
授乳しない時間を作ることで、その間に赤ちゃんが泣くかもしれませんが、その際はすぐ授乳するのではなく、30分抱っこしたり、寝かしつけをしたりしていました。そうしないとお母さんの身体がもたないし、母乳が作られる時間もなくなってしまうからです。

授乳してもなかなか寝てくれないときは、ソファに横になって、娘を私の胸の上にうつ伏せに寝かせ、抱きながら背中を優しく叩いてやると寝てくれたので、そうして凌いでいました。ソファに横になることによって、身体を少し休めることができ、気持ちですが楽になりますよ。
とにかく自分はロボットか何かと思い込ませて、(ここだけ読むとかなりストイックですが汗)淡々と授乳をこなしていました。とにかく1週間はおっぱいをほぼ1日中、出していた気がします。
粉ミルクにしても良かったのですが、経済的なことと娘の健康を考えて、どうしても完全母乳にしたかったので、夜に粉ミルクは一切与えませんでした。結果、娘が生後1週間になった頃には、すでに完全母乳になっていました。

夜寝られないのは辛いが、いつか必ず終わるときが来る!

夜に思うようにまとまって寝ることが出来ないのは、正直とても辛いです。特に新生児の頃は、赤ちゃんが1度の授乳でたくさんの量を飲めないので、2時間経つか経たないくらいで、すぐにお腹が減って、起きてしまいます。
でも、そんな赤ちゃんも徐々にまとまって飲めるようになってくるので、母子ともにコツをつかめるようになってきたら、驚くほどに母乳育児がラクになってくるときが来ますよ。
私の娘は母乳育児が軌道に乗ってきたら、夜は8時〜夜中の2時まで寝てくれることが生後3ヶ月頃から増えてきました。また、お母さんも数時間で授乳のために起きるという生活に慣れてくるので、辛さも少しずつ緩和されてくるはずです。本当に寝られずにしんどいときは、ご両親や頼れる人に頼って、1人だけで抱え込まずに対応していきましょうね。
今は赤ちゃんが寝る時に、昼夜問わず寝るようにして、少しでも疲れとストレスを取り除き母乳育児に備えましょう。
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