授乳ブラって代用できないの?
授乳をする期間って長くないし、買う必要性があるのかどうかわからない・・・
そんな疑問をお持ちのプレママさん、もしくは出産直後のママさんに、母乳育児経験者であるももが、授乳ブラの必要性、良し悪しについて、この記事ではご紹介します。
参考までに、私は2歳ちょっとの娘の母で、生後2週間から8ヶ月まで完全母乳で育てました。
産前〜産後はスポーツブラを4枚ほど使い回し、産直後に2枚の授乳ブラをネットで買い、出産3ヶ月後にもう1枚授乳ブラを買い足しました。ユニクロのブラトップも、1枚持っています。
しょっちゅう、友人や家族と外出していましたし、授乳室でなく、レストランや車の座席で授乳ケープを使って授乳することも、多々ありました。娘は離乳食が始まるまで、哺乳瓶から母乳を飲んでくれなかったので、直接母乳をあげるしかなく、いつでもどこでも授乳していました。
私の独断と偏見でアドバイスしている節もありますが、今回は、1人の先輩ママの意見・使ってみた感想をご紹介します。購入を検討している方は、参考にしていただけたら嬉しいです。
それでは早速、ご紹介していきましょう!
目次
授乳ブラの良い点
授乳が断然ラク!
家だったら、見た目も人の目も気にすることないので、ブラが多少使いにくくても、はだけて胸が見えちゃっても、全く気になりません。
でも、親戚の家やママ友の家、児童館などでも授乳する可能性がありますよね。
産後1ヶ月くらいは家にいることが多いですが、赤ちゃんの様子を見ながら、成長とともに、お出かけの行動範囲が増えてきます。
人の目が気になるところで授乳するときは、出来るだけスムーズに、もたつくことなく授乳をささっと済ませたいものです。もたつくと授乳の時間もかかって、多くの人の目につくし、赤ちゃんが待ちきれなくて、泣いてしまうことがあります。
そんなときに便利なのが、授乳ブラ。
当然ですが、授乳をするママのために作られているので、授乳をするときにおっぱいを出す手間が最小限で済むし、目で見なくても、手でわっと胸を出して赤ちゃんに咥えさせることができます。
私が愛用していたものは、スナップで開閉できて内側に枠が残るタイプの授乳ブラです。手探りで片手でプチっとスナップを外せて、ささっとおっぱいを捧げられるので、とっても楽チンでした。毎日何回も授乳しなければならない、完全母乳の期間は特に、手放せませんでした。
2人目の時も使えるように、大事にしまってあります。
胸の形がキレイに見える
これ、授乳ブラなんです。可愛いし、普通のブラみたい!お値段もお手ごろですよ。
授乳ブラの2つ目の良い所は、どういうタイプのブラかにもよりますが、やっぱり外出するときにバストラインがキレイに見えるということです。
お出かけをよくする人や、子育てをしながら、オシャレを楽しみたい、ママだってファッションや見た目にこだわりたい!というのであれば、見た目がキレイに見えるブラを付けたいものです。
授乳ブラによっては、ほぼ通常のブラと同じで、見た目もどっちが授乳用で普通のものかわからなくなってしまうほどです。外出する機会が多く、胸の形の見え方が気になる人は、授乳ブラを使用したほうがお勧めです。
若干余談ですが、授乳期間後半〜卒乳あたりになると、情けなくなるくらい、胸がすごく垂れます。それはもうしょぼしょぼで、昔の面影が一切ありません・・・涙
そんなときも、バストラインがキレイに見える授乳ブラを着けましょう。
片方ずつ胸が出せる
3つ目の授乳ブラの良いところは、片方ずつ胸が出せて便利ということです。
両方の胸を出して授乳しても、もちろん問題はありませんが、両胸全開だと、授乳ケープをつけているとはいえ、万一見えるかもしれないと思ったら恥ずかしいです。また、全開にしていると、空調が効いている室内や冬だと冷えます。
さらに、授乳中は片方を吸っている最中に、もう片方からも母乳が出ます。
これは、赤ちゃんにおっぱいを吸われた刺激で、ママの体の中で母乳を作るサインが出されるからです。「大したことないでしょ?」と思いがちですが、これが意外と厄介で、フルオープンのブラだと、赤ちゃんに吸わせている胸の反対側をタオルで毎回抑える必要があります。
狭い外出先で授乳をするときに、反対側の胸の心配をしてタオルで抑える苦労をするくらいだったら、片方ずつ胸を出せる授乳ブラを使っていたほうが、ストレスなくさっと出せるので、簡単です。
さらには、片方ずつ胸が出せるタイプだと、母乳パッドを挟んでおけます。母乳パッドが母乳を吸収し、漏れる心配がないので、こういうところでも便利です。
授乳ブラの悪い点
余分な出費になる
授乳ブラを買うにあたって、出産準備品として揃えないといけないので、出費になります。買い足すことが経済的負担になってしまう、という意味では、悪い点として挙げられます。
授乳ブラはお安いものだと2000円からで、高いものだと6000円ほどかかります。一般的なブラと、その値段はほとんど変わりません。
今持っている手持ちのブラが、伸縮性があり、さっとおっぱいを出せるものであればわざわざ買い足す必要はないかもしれません。注意点として、産直後は、母乳を作るためにママの身体が準備し始めるので、ありえないくらい巨乳になります。
伸縮性があり、さっと出せるもの、とお伝えしましたが、まだ出産していないときの胸のサイズで丁度良いブラだと、窮屈に感じるかもしれません。出産準備品として揃えようとしている方は、ゆったりめのサイズを買うことをお勧めします。
授乳期間中しか使えない
授乳をするママさんのために作られた授乳ブラは、卒乳を迎えたら必要なくなります。授乳期間は人それぞれですが、長くて2年半、短くて1年弱ほどです。もしも普段のブラを何年も使っているのであれば、「え、たった1年しか使えないの?!」と思いますよね。
1年を短期と思うかどうかは人それぞれですが、たった1年なら買わなくても良いかなと思う人もいるのではないでしょうか。
私は結局1年弱しか使いませんでしたが、それはもうフル回転で毎日のように着けていました。完全母乳のママさんだと、新生児期〜生後3ヶ月頃までは、1日に10回くらい授乳しないといけない時があるので、期間よりも使用頻度で考えるようにしていました。
1日に10回も授乳するのであれば、少しでも負担が軽く、ラクなものを使いたい、と思います。これは授乳し始めてからでないとわからないところもありますが、授乳はめちゃくちゃ大変です。
少しでも、自分の身体への負担が軽くなるような準備を、心がけましょう。
補足ですが、授乳ブラによっては、卒乳後も普通に使えるものもありますし、実際に私も卒乳してからもしばらく使っていました。そして、もし2人目もいつか欲しいと思っているのであれば、さらに長く使うことができます。
ブラのタイプによっては、慣れるまで少し戸惑う
これはどのようなタイプの授乳ブラを使うかによるので、一概に言えないかもしれません。
でも、私が購入した「スナップで開閉できて、内側に枠が残るタイプの授乳ブラ」は、慣れるまでは片手でプチっとスナップを外すのに少し戸惑いました。慣れたら難なくできて、見なくても手探りで出来るようになり、大好きになりましたが。
使いこなせなくて、使わなくなった。というママさんもいるので、もしかしたら人によっては使いづらく、せっかく購入したは良いけど、お蔵入りになるかもしれません。
で、ぶっちゃけ、授乳ブラは必要なの?
はっきり言って、必要かそうでないかと言われたら、必要ではありません。でも、持っているとめちゃくちゃ授乳がラクで便利です。
特に外で授乳ケープを使いながら、ブラからおっぱいを出すときの視界が狭いことを考えると、ブラや胸部分を見なくとも、手探りで簡単にささっとおっぱいを出せる授乳ブラは、とても重宝します。
私の胸は大きいほうだったので(全く自慢ではないです。色々そのせいで苦労しました泣)、胸パッドのサポート力が不十分で胸が揺れて不安定でした。
また、ストラップ部分の素材が緩すぎて、胸の支えにならない授乳ブラは、とても着心地が悪かったです。
大きい胸のママさんには、この記事も併せて読んでほしいです。
クロスオープンタイプの安い授乳ブラを、最後に買い足しましたが、胸をしっかり支えてくれている感じが一切ありませんでした。
胸が終始だらーんと垂れている状態で、ゆさゆさ揺れて着け心地が最悪だったので、結局洗濯が追いつかないときなど、たまーにしか使いませんでした。
着け心地も悪ければ、服を着たときのシルエットも、垂れた大福のようなみすぼらしい姿だったので、外出時につけることはありませんでした。
クロスオープンタイプのブラは、わっと手でブラをめくればすぐ授乳できるのでラクですが、その反面、胸の支えが弱いので、大きい胸を持つママさんには不向きです。
「必ずしも全てのタイプの授乳ブラが良い」というわけではなく、「胸の大きさや好みによっても合う合わないがある」ということを覚えておきましょう。
使うとしたらどのくらいの枚数が必要?
少なくとも2~3枚は用意したほうが良いです。
母乳で汚れてしまうことを考えたら、毎日洗濯しないといけない可能性があるので、毎日授乳ブラを使いたい、という方は4枚くらいあっても良いかもしれませんね。
母乳育児に慣れてきたら、あまり汚すこともないかもしれません。でも、母乳育児は24時間態勢でスタンバイしないといけないので、朝も夜も赤ちゃんのお世話でママはとても疲れます。
少しでも家事の負担を減らしたい、実家に行ったり、義実家に行って泊まることが多い、という方は、生活スタイルに合わせて多めに用意しておきましょう。
最後に
今回の記事では、授乳ブラは必要かどうかと、良い点や悪い点についてご紹介しました。
こんなプレママさん、ママさんは、ぜひ授乳ブラを何枚か用意してくださいね。
毎日何度も行う授乳だからこそ、ママの負担を少しでも軽くできるよう心がけましょう。