妊娠を機に、大きくなる胸。その胸はどんどん成長し、出産後、母乳を作る準備を身体がする頃にピークを迎えます。
小ぶり胸さんだと、「やった!胸が大きくなった!」と喜ぶところですが、元々胸が大きいママさんだと、その胸の成長っぷりに戸惑ってしまいます。
鏡で見るのも嫌だし、太って見えるし、重くて肩が凝るし、夏は胸の下に汗かくし、身体のバランス悪いし・・・巨乳は巨乳で悩むんです。
目次
私の胸が巨大化した話。
何を隠そう、私は妊娠前、F70のブラをつけていました。日本人女性の平均でいうと、大きいほうだと思います。いつも、胸元がスッキリ見える人を、うらやましく思っていた私にとって、自分の胸はコンプレックスでした。
そして、徐々に妊娠週が進んでくるごとに、アンダーもトップもきつくなってきました。
胸周りを締め付けるのはよくないと聞き、普段使用していたブラから、ゆったりしたスポーツブラに切り替えました。
サイズは測っていないのでわかりませんが、とてもじゃないけど、F70は食い込んでつけられませんでした。
それで出産までは快適に過ごしていましたのですが・・・
出産を機に、今度はママの体内では母乳を作る準備が、フル回転で始まります。全ての乳腺と乳頭が活性化されていくからか、そこからさらに胸が大きくなります。もちろん、私の胸も出産後、さらに大きくなり始めました。
退院した翌日、シャワーを浴びようと、ふと洗面所の鏡に映った自分を見て、
「え、何?このホルスタインのようなおっぱい・・・!!!!でかすぎてきもい!!」
と衝撃を受けました。今でもその光景と感情を覚えています。
さらには、新生児の娘へ慣れない授乳で悪戦苦闘しているときに、巨大ホルスタイン化した私の胸を見た旦那が、「お前・・・その胸・・・でかすぎないか・・・」と若干引いていました。
旦那にどう思われようが、今となってはどうでも良いことですが、それほど巨大化していたということです。写真でお見せできないので何ともお伝えできませんが、それはもう、とんでもなく大きくなります。
(ずいぶん前に卒乳してからは、切ないほど小さくなりました・・・涙)
大きい胸にはそれ相応のブラが必要!
何が言いたいかっていうと、小ぶりちゃんにはない、たくさんのトラブルや不快さを大きい胸のママさんは経験するってことです。
それでなくとも赤ちゃんにおっぱいを飲ませることに精一杯なのに、自分の胸のことなんて気にしている余裕はありません。出来ることなら、煩わしさを少しでも減らしたいものです。
胸が小さいと、キャミにカップが付いたブラトップで十分間に合います。「授乳ブラなんていらない」「ユニクロのブラトップ大活躍でした!」なんていうのは、恐らく元々AからCカップ辺りだったママさんです。
でも、胸が大きいと、カップが小さすぎて入らないし、支えが不十分で胸が垂れるし、ズレるし、胸の形がキレイに見えないし、挙げ句の果てにおっぱいの出し入れがめちゃくちゃしづらい!!
私は実際にブラトップを持っていて、「授乳ブラとして使える!わざわざ買い足さなくて良いし、経済的!」と思って、使ってみました。
でも、授乳期間中はとてもじゃないけど、きついし、サポートが不十分で心もとないし使えませんでした。
胸の重さを測ったことはありませんが、その重さはかなりのはず。
それを支えられる「ホールド力」があるブラをつけることがとても重要です。
そこで、ぜひ大きい胸のあなたに使用してほしいのが「授乳ブラ」です。
授乳ブラって、必要?必要じゃないの?他のもので代用できないの?
と思われがちですが、大きい胸ママさんにはぜひ授乳ブラを使っていただきたいです。
今回の記事では、「大きい胸に対応した、おすすめの授乳ブラのタイプ」をご紹介します!
そんな悩めるママさんのため、それでは早速説明していきましょー!
授乳ブラの主な種類
普通のブラと違って、妊娠〜出産、母乳育児と、ママの身体の変化に応じてフィットするように、伸縮性のある素材が使われているのが、授乳ブラです。
大きくなる胸を、下からしっかりサポートしてキレイに見せてくれるものが多いので、元々の胸のサイズに関わらず、授乳ブラはママの身体に優しいブラになっています。
まず、授乳ブラにはどういう種類があるのかと、それぞれの良い点と気になる点を、大きい胸のママさん目線でもって、ご紹介しますね。
1、クロスオープン
クロスオープンタイプの授乳ブラは、胸の谷間の部分のブラがクロスして重なっています。このブラは、ブラのパッド部分を下げてずらすだけで授乳が出来るので、授乳ブラ至上最も楽に胸を取り出せます。
うわーと赤ちゃんが泣き始めたら、抱っこして3秒でおっぱいを咥えさせることができちゃいます。
オーガニックコットンのものや、可愛いデザインのものも増えてきているので、オシャレに敏感な方にも「クロスタイプ」はバリエーションが1番多いのでオススメです。可愛いデザインだと、付けるだけでテンション上がります。
でも・・・大きい胸のママには、あまりオススメできません。なぜかというと、胸を支える力が弱いからです。
2児の母の友人に「めっちゃラクだよ!片手でばって下げたら、さっておっぱい出せるから!!」と言われ、少しでも授乳をラクにしたくて購入しました。
でも、胸を底上げしてくれるホールド力がなく、胸が横広がりにびろーんと広がって、見た目が悪いし、動くたびにゆっさゆっさ揺れるので、不快極まりなかったです。さらには、アンダーの素材が弱すぎて、よいしょ!と胸を持ち上げようとすると、胸がアンダーからはみ出ます。
その日を最後に、この授乳ブラを使うことはほとんどありませんでした・・・
ちゃんと試着して、ホールド力がしっかりしているクロスオープン型の授乳ブラがあれば良いのですが、なかなか大きい胸を支えてくれるほどのものは見つかりません。
ですので、このクロスタイプの授乳ブラは、小ぶり〜中くらいの胸のママさんにはドンピシャですが、大きい胸のママには不向きです。
2、ストラップオープン
授乳ブラのストラップ部分に、片手で取り外しできるプラスチック器具、もしくはマグネット付きで、外すとパッド部分が上からべろっと取れるので、そこから授乳できるタイプです。
ストラップオープンタイプの利点は、デザイン上しっかり胸をホールドできることです。また、ブラカップ部分を外してもストラップは付いたままなので、授乳中でも胸をしっかり支えてくれます。
さらには、片胸ずつ出して授乳できるので、肌の露出が最小限で済み、寒い冬でも身体を極力冷やすことがありません。
薄々お気づきかと思いますが、このストラップオープンタイプこそが、大きい胸のママさんに全力でオススメしたい授乳ブラのタイプなのです!
授乳の際にブラカップをはがすという作業が必要で、最初は少し面倒ですが、慣れれば3秒でできて、10秒で赤ちゃんにおっぱいを咥えさせられます。
とにかくしっかり大きい胸を支えてくれるので、見た目スッキリ、バストラインもキレイです!妊娠中〜育児中もオシャレをしたい大きい胸のママさんには、絶対このストラップオープンタイプのものを選んでほしいです。
私はこのタイプが大好きで、お出かけする時は毎日使っていました。とにかくアンダーとストラップがしっかりしていて、大きくて垂れがちな胸を底からぐっと支えてくれたので、Tシャツを着ても垂れ乳に見えず、スッキリ着こなせました。
授乳時は、授乳ケープをかけて、胸元が見えない状態でも片手でさっと器具を外すことができたので、外す際、付ける際に煩わしく感じることはありませんでした。
授乳ブラ・上から胸を出せるくらい胸がしっかり開いたキャミ・トップスと重ねて着用していたので、肌の露出も極力抑えることができました。
あのグラマラスな熊田曜子さんがオススメする授乳ブラも、ストラップオープンタイプです。しっかりアンダーとサイドとストラップで、大きな胸を支えられるデザインがあるのはこのタイプで、可愛いものも多いです。
3、フロントオープン
授乳ブラの谷間部分が、3個ほどのスナップボタンで留まっており、授乳時にボタンを外して母乳をあげられるタイプのものを「フロントオープン」タイプと呼びます。
谷間のボタンを3つ全部開けてもいいし、2つだけ開けて、クロスオープンの要領でブラカップ部分をぐっと押し下げて授乳することもできます。
このタイプの授乳ブラは、クロスオープンのタイプとデザインが非常に似ています。ですので、授乳することはとてもラクなのですが、ホールド力が弱いので、大きい胸のママには支えが物足りないです。
さらに、このデザインの授乳ブラは販売数が少なく、デザインも限られています。よっぽどサイドとアンダーをしっかり支えてくれる素材やデザインであれば良いかもしれません。
でももしも購入に失敗したくないなら、このタイプの授乳ブラは買わないようにしましょう。
4、ウインドウオープン
その名の通り、窓のようにカップをぺろっと開けられる授乳ブラが「ウインドウオープン」タイプです。カップの裏が二重になっていて、カップ部分をめくると胸が露出しますが、窓枠にあたる部分が、授乳中も胸を支えてくれます。
授乳時にカップを外したときも、ホールド力を変えずにしっかり胸を底から支えてくれるのは、このウインドウタイプなので、大きい胸のママさんには、オススメです。
難点があるとすれば、このタイプは種類が少なく、可愛いデザインのものが少ないことです。
もし可愛いデザインを探していて、卒乳後も使用したいと考えているのであれば、ストラップオープンの方が断然商品の種類が豊富です。
授乳ブラのタイプ以外に、注意すべき購入ポイント
大きい胸のママさんには、「ストラップオープン」か、「ウインドウオープン」が良いとご紹介しました。
その他にも、大きい胸のママが授乳ブラを選ぶにあたり、参考にしてもらいたい購入ポイントがあります。それは、「アンダーのホールド力」と「ストラップのホールド力」です。
妊娠〜出産〜母乳育児で胸が大きくなると、ゆったりした締め付けのない授乳ブラをつけるべきだと、先ほどご紹介しました。
でもゆるーいブラだと、胸の大きさに耐えられない場合があります。難しい!と思われるかもしれませんが、大きい胸を支えられるだけの「ホールド力」を持つ機能と、なるべくママが締め付けを感じない、ゆったりした「素材」を選ぶことが肝心です。
私が快適だと感じた「ホールド力」は、アンダーの素材がしっかりしていて、ゴム素材でありながら、胸を支えるために、しっかりピタッと肌に密着してくれるものです。
アンダーにゴムバンドがあり、かつゴムが太いものが理想です。
また、ストラップの長さは調節でき、伸縮性がありすぎないものが良いです。
長さが調節できると、胸が垂れるのを防げます。伸縮性があり、素材が柔らかいものだと、胸をしっかり持ち上げてくれる力がありません。
理想は、通常のブラと同じ素材・タイプのストラップです。
なぜサポートが必要なの?
大きい胸のママさんでも、「胸のホールドなんてなくても気にならない」「外出なんてそんなにしないし、授乳ブラなんてこだわらない」なんて方もいませんか?
そんなママさんこそ、絶対授乳ブラをちゃんとつけて、胸をサポートしましょう!
なぜかというと、胸を垂らしっぱなしにしていると、そこに母乳がたまって乳腺炎になります。実際に、乳腺炎になって病院に行ったママ友が、そのように言われたそうです。
乳腺炎になると、発熱したり胸が張って痛みが出たりと、本当に辛いです。毎日の授乳だけでも大変なのに、それに乳腺炎になったら・・・考えただけでも恐ろしいですよね。
乳腺炎を予防するためにも、胸を底からしっかりサポートしてくれる、自分の胸に合った授乳ブラを見つけましょうね。
授乳ブラを買うにあたってのポイントをまとめると・・・
大きい胸のママさんは、
を選べば、間違いなく快適な母乳育児を過ごすことができます!
まとめ
今回の記事では、
「通常のブラに近いデザイン」「アンダーの素材がしっかりして、ホールドしてくれるもの」「ストラップオープンかウインドウオープンタイプ」