極寒の地へ行く時に絶対対策しておくべきこと「防寒小物」編

どうも、トロントに住み始めて、6年が過ぎました。-20度の極寒地に住むももです。

トロントは真冬の中休み、最低気温がマイナス一桁なので、過ごしやすいと感じてしまっています。慣れって怖いですね笑

マイナス二桁の寒さは、身体が一生慣れることはないだろうと確信しています。それでも、トロントに住んでいる以上、それに向き合っていかないとなので、対策をしないといけません。

今回の記事では、「極寒地に必要な防寒小物」についてご紹介します。

これから極寒地に向かうけれど、何を準備・対策すれば良いのかわからない
現地に住む人が、どんなものを実際に使用して、極寒の冬を乗り切っているのか知りたい
マイナス二桁って、どんな感じ?どれだけ寒いの?

実際に極寒地に6年住んでいる経験を通じて、疑問を解決できる内容になっています。

ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。

それでは早速ご紹介しますね!

マイナス二桁の世界とは?

日本に住んでいれば、あまり経験することのない、マイナス二桁の世界。

東京出身の私は、トロントに来る前はその厳しさを当然知らなかったので、最初は手こずりました。

0からマイナス5度程度なら、寒いは寒いけど、そこまで防寒を本格的に意識しなくても問題ありません。でも、マイナス10~20度になってくると話は違います。

濡れている地面は、完全に凍結します。ここまで寒いと、雪が降るとパウダースノー状態になります。

吐く息が真っ白なのはもちろん、吸う息が体内に入ると、気管がヒヤッとします。

5分ほど外にいると、肌が露出している部分、顔、耳、手などが痛くなってきます。

肌の露出は極力避けないといけません。隠せるところは隠して、保温に努めます。

底冷え防止のために、ズボンや靴下は重ねばきをするのが一般的です。重ねばきをしたとしても、10分外にいればたちまち皮膚が痛くなってくるので厄介です。

強風の日は地獄

マイナス20度な上に、強風の日は最悪で、実際温度に比べて、体感気温がマイナス35度くらいまで下がります。

こうなると、もはや人類は外出しちゃいけないと思いません?

は?マイナス35度って何?って感じで、もはや次元が違います。

とはいえ、仕事あるし用事あるし、引きこもるわけにはいきません。

何を言いたいかっていうと、気温だけじゃなくて、天候によってもその寒さは大きく変わるので、天気予報を見て、前もってしっかり対策しないといけないってことなのです。

あなどるなかれ、防寒小物たち!

肌が出ているところがたちまち痛くなる、マイナス二桁の世界。

揃えたい防寒具をこだわりだしたらキリがありませんが、極寒の環境下では生半可な対策じゃ通用しません。

ある程度、しっかりと寒さから肌を守ってくれる素材のものを選びましょう。

防寒の服装についてはこちらで詳しく紹介しています>>極寒の地に旅行するときに用意したい服装を、トロント在住者が厳選してご紹介します。

トロント在住者が勧める、極寒地に持って行きたい小物

定番といえば定番ですが、体験を通じて必要だ!と思った極寒対策小物を、「素材」や「サイズ」など、具体的にどのようなものがあったら便利か、ご紹介していきますね。

1、手袋

軍手やそれ相当の薄手の手袋は、役立たずです。なぜなら、風を通してしまうので、付けていてもあまり保温効果がないからです。

手袋は手袋でも、フリースやボア素材のインナーの付いているもので、革やビニール製など、防風性のある素材の、二重構造のものを選びましょう。

過去に知り合いで、手袋を付けて外出しなかったために凍傷になった人がいました。たった30~40分の間に起こったできごとです。

凍傷は火傷のように水ぶくれになり、ひどい場合は一生跡が残ったり、皮膚の移植をしないといけなくなります。

そんな大げさな!と思うかもしれませんが、油断は禁物です!!絶対に手袋は付けて出かけましょう。

一例として、こんな感じのニットとボアまたはフリースと二重構造になっている手袋だと、風通しも少ないので安心です。

いかつく見えますが、分厚いものでないと、すぐ寒さが中に染み渡ってきます・・・

2、大判のストール

マフラーも、防寒小物の必須アイテムですが、私はもう少し大判のストールをオススメします。なぜなら、大判だと首周りに隙間ができにくく、首~後頭部・耳・口・鼻までカバーできるからです。

この大判素材が極寒地には本当にぴったりで、私はトロントに来て以来、ストールが手放せません!!マイナス二桁の環境では、まじでこれがないと生きていけない・・・

細長い通常のサイズのマフラーだと、襟元や首から耳にかけての部分に隙間ができやすく、そこから底冷えしてきます。

普通のマフラーでももちろん構いませんが、その場合はなるべく大きめで、防風効果のありそうな素材を選びましょう。また、耳当てやニット帽で、首から耳にかけての防寒もきちんと行いましょう。

このくらい大判のものだと、耳〜鼻・口〜後頭部までしっかり隠れるので、風の強い日でも安心です。

3、ニット帽・帽子

マイナス二桁で風が強い日は、ニット帽・帽子も欠かせません。ロシア人がかぶっているような、ファーがついた帽子だと、最強に温かいです。

でも、ニット帽でも保温効果があるので、十分でしょう。

出来るだけ深くかぶれる長さのあるもので、分厚めのニット素材、もしくはフリースのインナーが施されているような、二重構造のものが良いでしょう。

私は、分厚いウール素材のニット帽を使用しています。インナーはありませんが、分厚いので防風対策になり、助かっています。

耳まで隠れる長さのあるものなら、基本何でもOKです。

4、ウール混の靴下

靴下は2枚履きが必須です。

インナーとして履くものは、吸水性の高いコットン素材を選び、外に履くものはウールなど、保温効果の高い靴下を選びましょう。

私は足が汗っかきで、匂いも気になるので、コットン素材のスニーカーソックスを履いて、その上にウール混の靴下を、冬は毎日履いています。

外に履くものは分厚めのもので、くるぶしより上まで来るものを選びましょう。

スニーカーソックスは隙間から冷えるので、間違っても選ばないでくださいね!

私は、日本に帰るたびに「靴下屋」さんの靴下をまとめ買いしています。カナダの靴下は質が悪い上に日本より安いので、絶対日本で買います。

靴下屋は、お値段は安いわけではないですが、質が断然良いので穴が開くまでガンガン履き回しています!



5、貼るホカロン・靴用ホカロン

これは、長時間外にいる用があるときに便利なアイテムです。

旅行やお出かけとなると、どうしても外に出る機会が増えます。

極寒地だと、靴下2枚にブーツを履いていても、しばらく外にいれば、たちまち足裏から冷えてきます。

そんなときに、足用のホカロンと、背中とお腹に貼るホカロンを忍ばせておくと良いです。

末端である足から冷えてくることが多いのですが、ホカロンを付けていると、底冷えすることがないですよ。

以前、屋外で小一時間ほど写真撮影をする機会があったのですが、足と貼るホカロンのおかげで乗り越えられました!

まとめ

今回の記事では、「極寒地に行くときに必要な防寒小物」を、マイナス二桁の地、トロントに住む私の体験を交えてご紹介しました。

これから極寒地に出向くという方は、保温・防風を意識した防寒小物を揃えて、楽しい海外旅行・海外生活にしましょう!

併せて抑えておきたい>>極寒の地へ行く時に絶対対策しておくべきこと「塩」編

 

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