【トロントの冬】1月の天気と気温を写真で振り返る

2021年の1月は、昨年に引き続き、例年に比べると割と過ごしやすい気候でした。

とはいえ、終始気温は一桁前半で、極寒日はマイナス10度ほどになる、トロントの1月。

東京出身の私には、何年生活していても堪えます。(ちなみにトロント10年目です。)

Googleさんによると、

1月の平均最高気温は0度、平均最低気温は-7度です。

雨(雪も含む)が9日ほどあります。

いやー寒い。でもこれ、トロントの冬の本気じゃないんです。

トロントが本気出したら、マイナス20度いきます。

平均はあくまでも平均で、朝晩の温度差もあります。

0度前後で比較的過ごしやすい日もあれば、マイナス12度で体感温度がマイナス20度なんてエグい日もあります。

しかも、気温だけじゃ語れないんです、トロントの冬。

というわけで今回の記事では、「トロントの1月の気候」を写真を交えてご紹介したいと思います。

トロントの1月

トロントの1月・2月は、1年で最も寒い月です。

平均最低・最高気温を見るとわかるとおり、かなり寒いです。

雨、というより雪の日がほとんどです。

ほぼ毎日氷点下なので、なかなか雪が溶けません。

道路の脇や駐車場の一部には、積み上げられた雪があちこちで見られ、これが春先まで解けずにずーっと居座り続ける、なんてことも当たり前の光景です。

雪かきをしないと、延々と雪は残り続けます。

吹雪の日

1月下旬のとある日の天気予報です。

この日の朝は、雨混じりの雪で気温は0度でしたが、少しずつ気温が下がりました。

正午前から風も強くなり、吹雪になりました。

気温マイナス3度、強風で横殴りの雪です。

こんな日は、一歩たりとも外に出たくありません。

思えば、雪は数回降りましたが、吹雪と呼べる天気は、1月はこの1回だけだったように思います。

例年だと、もう少しあってもおかしくないので、それに比べると、暖冬?温暖化?の影響かなと思います。

吹雪が去った翌日、天気が良かったので雪遊びをしました。

15センチくらい積もったので、雪かきついでに雪山を作り、かまくら作りにチャレンジしました。

この日の気温はマイナス5度。

これくらいまでの気温なら、ちゃんと防寒すれば1時間弱外に出ていられます。

これ以上寒いと、こまめに暖を取らないと凍傷になる恐れがあります。

余談ですが、ゆめいろリカちゃんの髪の色が、全ピンクになり感動したのでシェアします笑

ゆめいろリカちゃんとは、温度で髪色が変わるリカちゃんで、暑いと水色・室温だと紫・氷水以下の温度だとピンク色に変化します。

全ピンクは雪国でないと、なかなか見られないです。

着氷性の雨

先ほどの天気予報の写真にもありましたが、トロントでは「着氷性の雨」というものが、冬に度々起こります。

これは何かというと、気温が0度前後で雨が降り、かつ風の強い日に起こりやすいもので、雨が降った地面が風によって、瞬時に凍るというものです。

地面だけでなく、ありとあらゆるものが凍ります。

もはやアナ雪の世界です。

見る分にはとても美しいのですが、これが実は、最も危険なのです。

どこもかしこも、歩道も車道もつるっつるになるので、めちゃくちゃ怖いです。

7年前くらいの冬、着氷性の雨がかなりひどい日があり、トロント市の木々が氷の重みに耐えきれず倒れ、至る場所で停電が起こりました。

ひどいエリアだと、何日も停電が続き、一時的に友人・家族の家に避難せざるを得ない人が続出しました。

マイナス2桁の日に電気が使えないと・・・家の中もマイナスになります。

これはもう、命に関わってきます。

この時は、何十年に1回という頻度で起こったようで、それ以来ここまで酷い状況になることはありませんでしたが、毎年着氷性の雨はあります。

1月はこの予報が出たものの、その後雪になったので、地面が凍って深刻な被害が出ることはありませんでした。

公園が凍る

年明け早々、小川のある公園に散歩しようと行ったものの、サイクリングロードが一面、見事に凍っていました。

小川があるという地形上、雨が流れて溜まりやすい場所なのか、ここら一帯びっしり凍っていました。

ちなみに、一般的な車道と歩道は、市が塩を撒いていてくれているので、急な吹雪などを除き、凍っているということはあまりありません。

が、公園の敷地内は、メンテナンスされていない場合がほとんどなので、公園の入り口など、至る所で「冬の利用は凍結注意」というような旨の看板が建てられています。

公園の野球場の土の一部分が凍っていました。

くっきりと葉っぱの跡。どうやって出来たんだろう。。。?!

快晴の日ほど寒い

トロントに来て、冬を過ごして毎回思うのですが、快晴の日は気温が低いことが多いです。

晴れているから散歩にでも行きたくなりますが、外に出る時は完全防寒対策をし、短時間(マイナス2桁なら最大20分程度)で暖を取るようにします。

見た目で判断するのではなく、天気予報をちゃんと確認することが非常に大事です。

今は、ケータイで1時間おきの天気予報を見ることができるので、出かける前に必ずチェックをして、その気温・気候(風速・雨・雪など)に合わせた防寒をしています。

油断をすると、すぐ凍傷になる気温になる日は特に、多めに着込むようにします。

最後に

今回の記事では、2021年1月のトロントの気候を、写真を交えてご紹介しました。

温暖化の影響か、トロントに住み始めた当初に比べると、2020年から少しずつ気温が穏やかな日が増えてきた気がします。

本来ならマイナス2桁の日が、日中にあってもおかしくないのに、ほとんどありませんでした。

とはいえ、トロントの冬はまだまだ続くし、天気によってしっかり対策をしないといけません。

春が待ち遠しいです。

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