生後6週間のとき。幅広なスリングは日よけにもなり便利。
スリングか抱っこ紐か、どっちを買おうか迷っているママには、新生児から使いたいなら、断然スリングをオススメします。
なぜかというと、横抱き対応しており、まだ首の据わっていない赤ちゃんに負担がかからず、背中が緩く丸みを帯び、弧を描くような、赤ちゃんに理想的で自然な体制で抱っこできるからです。
また、スリングに入れたらたちまち、居心地が良くて寝てくれるからです。
新生児は頻繁に泣くので、しょっちゅう抱っこしないといけません。でも、スリングがあると、腕だけで抱っこするママの負担が軽くなります。
「新生児って3キロくらいで軽いじゃん。腕で抱っこするのがそんなに負担になるの?」と思うかもしれませんが、3キロとはいえ、1時間ずっと抱っこしているとしんどいし、慣れていないと筋肉痛になったり、腱鞘炎になったりします。←経験済み。
また、包まれて安心するのかコテっと寝てくれるので、寝かしつけにも大活躍で、とても助かります。
とはいえ、世の中にはたくさんのメーカーからスリングが出ており、どこのどんなブランドを選んだら良いのか、何を基準に選べば赤ちゃんもママにも快適で安全なのか、わかりづらいですよね・・・
今回は、ベビービョルン・エルゴ・ババスリング・他抱っこ紐2種類を使って試行錯誤した、1児の母のももが、新生児から使えるスリングを選ぶときのポイントをご紹介します。
どのスリングを選ぶにも、これだけは必ず抑えてほしいポイント8つを念頭に選べば、赤ちゃんに安心安全で、ママの負担もぐっと軽くなりますよ。
では早速、スリング選びの8つのポイントを抑えていきましょー!
目次
ポイント1:新生児の首と頭をしっかり支えてくれるもの
まだ首の据わっていない新生児は、当然ながら自力で首を支えることができません。よって、スリングを選ぶときは、新生児の首と頭をしっかりとサポートしてくれるものを選びましょう。
それはずばり、スリングの布幅が広いものです!
スリングは、メーカーによってその布の幅が異なります。横抱きをしたときに、すっぽりと新生児を頭も丸ごと包み込める、幅が広いものを選びましょう。布の幅の広さは、新生児向けに販売しているものは、どこのメーカーもだいたい80センチくらいです。
80センチ以上あれば、新生児の首と頭をしっかり支えてくれる長さなので、安心です。
逆に50〜70センチ程度だと、幅が短すぎて安定感が悪く、新生児には不向きです。参考までに、新生児の身長は、個人差ありますがだいたい50センチです。身長ギリギリの布幅しかないスリングだと、生まれたての赤ちゃんを乗せるのは心配ですよね。
布幅が大きいくらいのほうが、くしゃっと寄せたりまとめたりして幅の長さを調節できるのでオススメです。
ポイント2:丈夫な生地、ほつれがなく縫製がしっかりしているもの
コットン、麻、デニムにニット素材など、様々な素材で作られたスリングが発売されていますが、伸縮性のあまりない、しっかりした生地を選ぶことをオススメします。
柔らかい素材の生地は、生地が裂けて赤ん坊が落下することもあるので、ご自身で手作りされる際は注意しましょう!
また、伸びる素材のものだと、スリングの脇から赤ちゃんが落ちてしまう可能性がありますので、オススメできません。
新生児用に販売されている既製品のスリングは、かなりしっかりした生地のものばかりなので、ほつれなどがなければ、裂けることはまずあり得ませんのでご安心くださいね。
縫製もしっかりされているか、購入時にしっかり確認しましょう。
夏の暑い日にも使えるものだと、通気性の良い、しじら織、コットン・麻素材のものが良いでしょう。スリングの中の通気性が保たれて、赤ちゃんが快適に過ごせます。
コットンや麻は、生地の強度が強いため、赤ちゃんを抱っこする上でパパママが安心です。
私が色々調べた中で、1番お勧めしたいのがコットン素材。
なぜかというと、コットン100%のものを選べば、基本洗濯機でザバザバ洗うことができるからです。
新生児のときは、頻繁に授乳をし、ゲップをしたり飲みこぼしたりで、しょっちゅう母乳やミルクが赤ちゃんの口から出てきます。抱っこをしているときもゲップをして母乳が出てくることはザラで、それはもうしょっちゅう、スリングが汚れるので頻繁に洗っていました。
そんなとき、汚れたらすぐ洗濯機へぽーんとぶち込み、数時間で完全に乾く、100%コットン素材のスリングを使っていて手入れがラクで良かった〜、と思ったものです。
肌着やタオルなど、新生児の洗濯物は、本当にたくさんあって大変なので、極力ラクに済ませたいものです。
赤ちゃんが生まれてからは、家事をしながら育児をすることは、とっても大変です。
少しでも楽で簡単に洗濯できる素材であることが、ママの家事の時短にもつながります。清潔に保ってあげるためにも、簡単にお手入れできる生地を使っているスリングを選びたいですね。
ポイント3:リング有のスリングなら、継ぎ目のないもの
既製品のリング有りスリングを購入する際、まずチェックしたいのがリングの「素材」と「継ぎ目」です。
1番メジャーな素材はステンレスで、ほとんどのものは溶接されていて継ぎ目がありません。万一、継ぎ目のあるステンレス素材のリング有スリングを見つけたら、絶対絶対!買わないでくださいね。
変形したり、継ぎ目から布が外れたり、破れたりする可能性があります。
次に多いのが、ナイロン製のリング。耐荷重量は230キロにもなるそうで、これなら赤ちゃんの体重を支えるにも十分なので、安心です。
たまにあるのが、木製のリングですが、これは割れることがあるのでお勧めできません!オシャレに見えるかもしれませんが、赤ちゃんの安全性を考えたら割れるなんてとても恐ろしいので、絶対選ばないようにしましょう。
ポイント4:着脱が簡単なもの
スリングは基本的に、どのタイプも着脱は簡単です。でも、スリングの口コミやレビューを見ると、「使いこなせない」「難しい」という声をたくさん見ます。そんなママさんには、ぜひもう少し練習してみて、コツを掴んでほしいです。スリングに慣れるためには、練習あるのみです!最初は、人形などを使って練習しても良いです。
慣れておらず、使いこなせない
縦抱きの抱っこ紐などと異なり、スリングは紐の長さの調節や、赤ちゃんのポジションに少しコツがいるので、最初は慣れておらず、難しく感じることがあります。
1度や2度でスリングをマスターする人は、まずいません。私も、最初は全くしっくりこないし、娘が居心地悪そうに泣くし、どうしたものかと数日間途方に暮れました。でも、せっかく買ったのにここで諦めたらもったいない!良いレビューがたくさんあるスリングを買ったんだから、もう少し練習してみれば、きっと娘もぐっすり寝てくれるはずだ!と諦めず、練習をしました。
嘘のような話ですが、その後練習を重ねるうちに、あるときふとコツを掴みました。そこからはささっと要領よく抱けるようになったし、娘も抱かれたら心地よくなってすーっと寝てくれるようになりました。
私が実際に練習して身につけたコツを、「ババスリングを新生児から使いたい。1年半使い込んだ先輩ママが伝授する、使い方のコツ!」の記事で紹介しているので、良かったら参考にしてみてくださいね。
私の経験を元にお伝えすると、難しい、と思う方はあとちょっと練習すればコツが掴めます!
着脱がラクなのは、断然バックル式のスリング!
話が少しだけそれましたが、スリングは基本的に着脱が簡単だとお伝えしました。その中でも、これが断然ラク!と思うのは、バックルタイプのスリングです。
ママが付けるときは、上からかぶるように付けるので、これは他のスリングとも同様ですが、取り外すときが、バックルだと特に便利です。というのも、赤ちゃんが眠った状態で、そのままバックルを外し、布団の上に置いて寝かしてあげられるからです。
詳細は、ポイント8でご説明しますが、寝かしつけに毎度苦労しているママさんには、この機能は本当に救世主です・・・!私はこの寝かしつけ方法を、新生児の娘に毎日のように行いましたが、冗談抜きで泣かれたことが1度もありませんでした。
ポイント5:安全基準認定のもの
国によってその安全基準認定証が異なりますが、安全基準に認定されたスリングを選ぶのが最も信頼でき、安心でしょう。
日本だと、製品安全協会から保証されている、SGマークだったり、アメリカの安全基準だと、ASTMというものがあったりします。購入前に、そのスリングが安全基準に認定されたものかどうか、確認しましょう。
ポイント6:サイズ調節できるもの
新生児の理想のスリングは、その子の大きさや身長に合わせてサイズ調節ができ、ピタッとママと密着できるスリングです。
繰り返しますが、「ピタッと密着できるもの」を選ぶのが必須です!
スリングによっては、サイズ調整ができるものと、購入時にママの身長・バストのサイズに合わせて、S・M・L・LLサイズからスリングを買うなど、サイズ調整が一切できないものとあります。
新生児から使用するスリングを購入するのであれば、サイズ調整ができるものを必ず購入しましょう。
なぜなら、そのスリングが大きいなど、サイズが合っていないと、ママと赤ちゃんの密着性が落ち、新生児が落下してしまう恐れがあるからです。
リング有のスリングはもちろんサイズ調整できますし、ベルトタイプ・バックルタイプのものも調整できます。
サイズ調整できないものは、腰が据わってからの赤ちゃん向けに販売されているものがほとんどなので、新生児への使用は避けましょう。
ポイント7:パパと兼用しやすい色やデザインがあるもの
これはご家庭によって、選ぶポイントにならないかもしれないかもしれませんが、夫婦で兼用する予定なのであれば、中性的な色やデザインのものを選びましょう。
花柄やピンク色は、パパが付けるにはガーリーすぎて恥ずかしくて付けてくれないかもしれません。
でも、ネイビーやカーキ、ベージュ、ブラウン、デニム、パープル辺りの色であれば、スリングのデザインはスタイリッシュでオシャレなので、パパもきっと興味を持ってくれて、付けてくれますよ。
スリングの需要はどんどん高まってきており、2年前私が初めてスリングを購入したときよりも、さらに多くの色・デザインのバリエーションが増えています。
パパと一緒にどんな柄や色が良いか、一緒に選ぶのも出産準備の楽しみの1つですよね。
ポイント8:赤ちゃんが寝たときに、そのまま寝かしつけできるもの
ポイント4でも少しご紹介しましたが、赤ちゃんが寝たときに、そのまま赤ちゃんをスリングから出すことなく、布団に寝かしつけできたらとてもラクですよね。
大抵の抱っこ紐は、マジックテープがついていて音がしたり、抱っこ紐から一旦赤ちゃんを取り出して、抱っこしてから布団に置かなければいけなかったりするので、布団に寝かすときにもたつきます。
敏感で眠りが浅い赤ちゃんだと、この時点で起きてうわーっと泣いてしまいます。
でも、スリングだと包まれた安心感からか、スリングに入れるとぐずることなく、ちょっとした家事などで動き回っていると、すぐコテっと寝てくれます。そして、布団に寝かしつけるときも、赤ちゃんが寝たまま、布団にスリングごと赤ちゃんをさっと置きやすいです。
バックル式になっているものはさらに外しやすく、片手でカチッとバックルを外せば、赤ちゃんを抱っこすることなく、そのまま布団に寝かせることができます。
バックルがついていないスリングだと、ママが首からスリングを外して、外しながら赤ちゃんと片手で支えてともたもたしてしまいます。
でもバックルがあると、赤ちゃんを布団にそのまま乗せて、両手を使ってママの背中にあるバックルを外すことができ、もたつかないし、赤ちゃんを起こすこともありません。
私もこの便利な機能で、娘を起こすことなく、寝かしつけることができたので、家事がはかどりました。
寝かしつけたあと、赤ちゃんを起こさずにそーっと布団に寝かせたい、というママには、バックルタイプのスリングがぴったりです。
最後に
今回の記事では、スリングを選ぶ際のポイントとして8つのことをご紹介しました。
上記のポイントを踏まえたスリングを購入し、生後間もない頃から使って慣れておけば、スリングに入ったまま気持ちがよくて赤ちゃんが寝ちゃいます。
夜ぐずって泣き止まない時も、スリングに入ればたちまち機嫌が良くなり、揺られているうちに寝てくれるます。本当に、スリングが1つ家にあると、寝かしつけにすんごく重宝しますよ。
あなたと赤ちゃんにとって最適で安心なスリングが見つかりますように。
長い記事にも関わらず、最後まで読んでいただきありがとうございました!
★私が新生児〜現在、娘に愛用しているスリングは「ババスリング」です★
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