出産を経験した後、身体の回復を待つママにとって、昼夜問わず泣く新生児のお世話は想像以上にツラくて大変です。
赤ちゃんは、お腹が減ったか、オムツを替えて欲しいかで泣くことが多いのですが、なぜ赤ちゃんが泣いているのか、毎日一緒にいるママでもわからないときがあります。
私が出産したときも、最初の1カ月、娘はよく泣いていました。なぜこんなに泣くのかわからず、試行錯誤しても上手くいかず、途方に暮れました。
あまりにも大声で延々と泣かれてしまい、こっちが泣きたいわ!!と思うときも多々ありました。旦那にも「なんでこんなにしょっちゅう泣いてるの?」と聞かれ、私だって知らないわ!!とイライラしたこともありました。
さらには、夜中は日中働いている旦那を起こしちゃいけない、近所に迷惑になる、とひと際気を遣って、徹夜していました。夜眠れない分、日中に娘が寝たときに一緒に寝たりしていました。
何度もしつこく言いますが、新生児は本当に良く泣きます。
泣いている理由がわかれば世話ないのですが、あれこれ泣きやませようと試しても、泣き続けられると、気が滅入ってきてしまいますよね。
目次
泣く子も黙る、スリング!
そんなよく泣く新生児にお困りのママさん、「スリング」は試してみましたか?
スリングは抱っこ紐の一種です。赤ちゃんの首含め、身体全体を包むように支えられるので、新生児から使用できます。
他の抱っこ紐には出来ない横抱きで赤ちゃんを優しく包み込み、抱っこされたらたちまちおとなしくなります。そしてさらには、気づいたら寝落ちしています・・・!
そんな魔法のようなアイテム、「スリング」。よく泣く新生児を世話する期間、私にとってはなくては生きていけないアイテムでした。なぜスリングに入ると、新生児は即ぐっすり眠ることができるのでしょうか。
今回の記事では、スリングで赤ちゃんが安心してぐっすり眠る3つの理由と、ママにとっても優しい2つのポイントをご紹介します。
そんな悩みや疑問をお持ちのママさんは、ぜひこの記事を読んで参考にしてくださいね。
スリングで抱くとママのお腹の中にいるみたい!
写真で見ていただくとわかりやすいですが、1つ目の理由として、スリングで横抱き抱っこしたときの赤ちゃんの体勢は、背中が弧を描いたように丸くなります。この体勢は、赤ちゃんがママのお腹の中にいたときと同じ体勢です。
さらには、スリングの中にくるまれている状態も、赤ちゃんがお腹の中にいたときと似た状態です。
このように、スリングで赤ちゃんを抱くと、赤ちゃんがママのお腹の中にいた感覚を思い出して安心してくれます。これらの理由からか、スリングに抱かれた赤ちゃんはたちまちおとなしくなり、心地よくなって眠ってしまうのです。
スリングはママとピッタリ密着できる
2つ目の理由として、スリングでの抱っこはママとピッタリ密着できるからです。お腹の中で、ママの声や心臓の音を聞いて安心していた赤ちゃん。それらの環境から外の世界に出てきて、1人でいることが不安で泣くことがあります。
スリングで抱っこすると、赤ちゃんの頭がママの心臓の位置に来るのと、ママとピタッと密着できることから、赤ちゃんは安心します。
ママの温かい身体との密着、心臓の音、優しい声に耳を傾けていると、たちまち眠くなってくるのでしょう。しばらく抱っこしていてあげると、コテッと寝落ちしてくれますよ。
スリングは横抱きができて、首が据わっていない新生児に優しい
スリングは、ママが腕で抱っこするのと、ほぼ同様の抱き方が出来ます。首が据わっていない新生児でも、スリングの布でしっかり首から頭まで支えてくれるので、首がグラグラして危なっかしいことがありません。
私は、スリングを生後3週間から使用し始めました。首どころか頭まですっぽり覆って支えられるので、新生児でも抱っこすることには全く抵抗がありませんでした。
ただ、始めは使い慣れていなかったので戸惑ったし、娘も私のぎこちなさを感じて泣いたりしていました。でも、抱き方が安定すると共に、娘もスリングで抱かれることに慣れてきたようで、ある時から泣かなくなりました。
泣かなくなった上に、抱かれることが心地良くなったようで、しばらく抱っこしていると毎回こてっと寝てくれましたよ。
新生児から使える!とアピールしている縦抱き抱っこ紐は、確かに新生児のうちから使用はできますが、長時間の使用はお勧めできません。
まだ自力で首を支えることができない赤ちゃんを縦に抱くことは、赤ちゃんへの負担になりかねないからです。ちょこっと用事を済ませる30分程度なら問題ありませんが、1時間、2時間と長時間抱っこする場合は、必ず横抱きができる抱っこ紐を選びましょう。
ママの筋肉痛、腱鞘炎予防にも
新生児は、個人差はありますが、体重はおよそ2500〜3500グラムです。「何だ、大して重くないじゃん!ずっと抱っこしてても余裕でしょ!」とお思いのプレママさん、甘いですよ!
確かにそんなに重いわけではありません。でも、抱っこする時間が1時間、2時間と増えるごとに、どんどん腕がだるくなります。さらには、新米ママは抱き方がぎこちなく、大事に新生児を抱っこしようとするあまりに、変なところに力を入れてしまうことがよくあります。
何を隠そう、新生児をずっと抱っこしていたせいで、私も腱鞘炎になりかけました。
約3000グラムで娘は生まれました。新生児を抱っこしたことなんて片手で数えられるほど、しかも数分しかなかったので、当然力の抜き方や、楽に抱っこできる方法などを全く知りませんでした。
気がつくと両肩がガッツリ上がっていて、ガチガチな抱き方をしていました。
手首も添えるだけで良いのに、手と手首で新生児の頭を支えようとしていたもので、生後3〜4日で、見事に手首が痛くなりました。
気づいてすぐ、手首を極力使わないようにしたので、それからは痛むことは徐々になくなっていきましたが、新生児は軽いから大丈夫、と思っていたら、後で痛い目を見てしまいます。
スリングは片手を添える必要があるものの、手だけで抱っこする場合に比べて、肩でも赤ちゃんの体重を支えられるので、断然抱っこの作業が楽になり、ママの腕と手首の負担が軽くなります。
寝不足から解消される必須アイテム
新生児は本当によく泣きます。
その理由は様々ですが、泣いている理由が「お腹が減っている・オムツ交換」ではないのであれば、スリングを使用してみましょう。
またまた〜大げさでしょ!と思われるかもしれませんが、本当に泣きやみます!そして寝てくれます!寝たら、そっとベビーベッドに寝かしてあげれば、自分も少し休めます!
新生児期は毎時間のように赤ちゃんが泣くので、ママの負担が少しでも軽くなるようにスリングを試してみることをオススメします。
周りのママ友が持っていたら借りてみてもいいし、私が使っているババスリングは、2週間レンタルキャンペーンを行っています。使ったことないし、試してみたいという人はぜひ参考にしてみてくださいね。
最後に
今回の記事では、「スリングで新生児が良く寝る3つの理由と、ママにも優しい2つの理由」をご紹介しました。スリングを新生児から使えば、赤ちゃんはママにずっと抱っこしてもらえるし、ぐっすり寝てくれてママの負担が軽くなるし、一石二鳥ですね。
少しでも負担を軽くして、楽しく笑顔でいられるようにしてくださいね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
★私が新生児〜現在、娘に愛用しているスリングは「ババスリング」です★
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