花粉症歴25年の私。ついにカナダでも花粉症になる涙

日本にいたころ、私は花粉症重症患者でした。

薬を飲んで対策しないと鼻水が止まらず、労働者として、母として、さらには人間として機能しません。全くの役立たずと化します。

毎年こうなることがわかっているので、重症になる前に、花粉が飛散し始める1月末頃から、毎日薬を服用します。
花粉症が発症してから薬を飲んでも効果は半減するので、必ずムズムズし始める前に飲み始めます。

もし薬を飲まないと、鼻の粘膜は腫れ上がって完全に詰まり、むず痒く、鼻水は滝のように止まらず、ちーんとスッキリかみたくとも鼻が詰まっており、かむことができません。
目尻からは常にじわじわと涙が出てアイメイクを台無しにするし、終始痒い。
こすりたいけど、メイクしてるからここは我慢。

鼻が両方完全に詰まって、口でしか息が出来ないので、口を開けて寝るしかありません。
そうすると、口の中がカラカラに干上がり、よだれまでが枯れ上がって干からびる始末。
そして喉が乾燥して、そこから風邪を引く。。

ひどいでしょ?10年くらい前までは、事前に対策することを知らなかったので、症状が出てから薬を飲んだり鼻スプレーをしたりして、どうにかこうにかやり過ごしていました。


今回は、カナダ(トロント)の花粉症について、

その症状とは?そしてどんな種類の花粉が飛んでいるの?
いつからいつまでがピークなのか?
こっちのドラッグストアで買える、私が飲んでいる薬のご紹介
欧米でマスクを付けることはNG?

についてご紹介します!


カナダにも花粉症はある。どんな症状?

トロントに移住する前、カナダ人の友人や、カナダに行った日本人に、花粉症はトロントでもあるのかと聞いてみました。
「全然ないよ!」「日本で花粉症がひどくても、大丈夫だよー」と皆一同に言っていたので、カナダにはないもんだと思ってました。

でも・・・そうです、タイトルを読んでいただいたらお気づきのとおり、カナダでも花粉症はあります涙

英語では、「花粉症」というような用語はなく、単純にアレルギー(Allergy)と言います。
季節的なものだと、「Seasonal Allergy」、花粉のアレルギーだと、「Pollen Allergy」と言い、「I have an allergy every year in this season」毎年この季節になるとアレルギー症状が出るんだよ・・・と同僚に話しています。

トロント1年目は、不思議とアレルギー症状がほとんどなく、薬を飲むこともたまにしかありませんでした。

でも2年目から、春になると何だか鼻がムズムズしだして、くしゃみが出て、目から涙が出て・・・。カナダには花粉症ないんじゃなかったっけ!?と友達の言葉を信じたことを悔やみながら、症状が出始めてから薬を飲み始めたことを覚えています。

その症状は、日本にいたときほど重くはありませんが、日常生活に支障をきたすほど。
日本で私みたいに花粉症重症患者だった方で、カナダに来ようとしている方は、日本から薬を持ってきたり、花粉症が始まる前に薬を飲み始めるなどして、対策することをお勧めします。

私も、カナダでも花粉症に見舞われるようになってからは、毎年、花粉症の時期が始まる少し前から、薬を服用しています。

カナダの花粉の種類は?



カナダの10大アレルゲンと言われているものが、

• Pets(動物・ペット)
• Dust mites(ダニ)
Indoor/Outdoor mould (室内外のカビ)
• Trees, especially oak trees(木、特に花粉を多く含むオーク系)
• Grasses(草)
• Ragweed(ブタクサ)
• Weeds(雑草) 
• Mildew(カビ)   
• Insect bites(虫刺され)
Air pollution(大気汚染)

です。花粉症の原因となる、木・草類もバッチリ入っていますね・・・

色々ウェブサイトを調べてみましたが、おおまかに分類すると、「木・ブタクサ・雑草類」の3種類が、カナダでは主に花粉症の原因となるようです。
ブタクサは日本でも秋に発症する人が多いから、カナダに来た日本人も花粉症になる可能性は大いにあるってことです。


カナダの花粉症。いつからいつまでがピーク?


Bayer製薬のウェブサイトによると、木は3月〜7月、ブタクサは8月〜9月、雑草類は4月〜7月にピークを迎えます。
スギやヒノキ花粉に反応する方は、3月から初夏まで、ブタクサは秋に対策をしましょう。

私は2年前に、アレルギーの検査を行い、どの成分にアレルゲンを持っているのかを調べてもらいました。(下の写真参照)

このアレルギー検査の結果によると、見事に春に花粉のピークを迎える木の一種、Alder Redにめちゃくちゃ反応しています。
さらには、秋にピークを迎えるブタクサ(Ragweed)と、木の一種Golden Rodも陽性反応・・・。陽性反応が出ているわりには、秋はそこまでアレルギーが気にならないのが、不幸中の幸い。

カナダ在住で、自分は何にアレルギー反応するのか気になる!という方は、ファミリードクターか、ウォークインクリニックの先生に紹介状を書いてもらえば、アレルギーの専門医に診てもらえますよ。
欧米では、ピーナッツ・乳製品など、アレルギー持ちの人が多いので、アレルギー検査はとっても一般的です。

私は花粉以外にも、動物の毛や食べ物なども検査してもらいましたよ。
そこで珍しくも、バナナアレルギーであることが判明しました!!!ま、バナナ元々嫌いだったから良いんだけど。

カナダのドラッグストアで買える、クラリチンが手放せない!

日本にいるときから飲んでいた、クラリチンというお薬。日本では処方箋でしか買えないので、耳鼻科に毎回行って先生にお願いしないと薬を買えなかったのですが、カナダでは普通にドラッグストアで買えます!

名前も、「Claritin」と同じ名前で、青いパッケージで売られていますよ。
値段は詳しく覚えていませんが、日本の市販で売られているアレルギーの薬と同じくらいします。処方箋じゃないし、保険効いてないから割高ですね。

私は毎年、3月頃になったらクラリチンを飲み始めます。5月20日現在、今も1日1錠毎日飲み続けています。なぜって、まだ鼻も目もむずむずするときがあるから・・・


日本から花粉症の薬、持ってくるの忘れた!
持ってきた花粉症の薬が切れるけど、何を買えば良いかわからない!
日本でも取り扱われている薬が良い

そんな方はぜひ、クラリチンをドラッグストアで探してみてくださいね。


カナダでマスクを付けると・・・


日本では、風邪予防・風邪対策・花粉症対策・乾燥対策、さらにはメイクしていないときの顔隠しなど、様々な理由でマスクをつけています。
花粉症の時期に電車に乗り込むと、10人に1人くらいはマスクしていらっしゃる方を見かけるのではないでしょうか。
マスクをつけることは至って普通のことですよね。

そんな日本と違い、実は欧米ではマスクを付ける習慣がありません

どんなに咳き込んで風邪をひいていても、アレルギー持ちで花粉を予防したくとも、乾燥から喉を守りたくとも、マスクをつけません。

トロントでも、マスクを付けている人は見かけません。工事現場でコンクリートの粉などを吸わないように業務用のマスクを付けている人をたまーーーーに見かけますが、ほとんどそんな人もいません。

なぜって?これは恐らく文化の違いから、だと思います。
マスクは、欧米では風邪やアレルギーを「予防」するためには使いません。何か重篤な病気を持っていて、他人に感染しないようにマスクを付けることが一般的な欧米では、マスクを付けていると、近づかれません。

よって、日本のように予防のつもりでマスクを付けていたら、勘違いされて近づかれないかもしれません。もし、お友達や周りにいる人が、自分がマスクを付けていることによっていつもと違う反応をしているようだったら、「日本では予防のために付ける」と一言説明したほうが良いかもしれませんね。

もっとも、私は郷に入っては郷に従う派なので、トロントでは一切付けてません。
風邪をひきそうなときに、夜寝るときに付けるくらいです。

まとめ

今回の記事では、カナダにも花粉症はある!!ということをお伝えしました。

私は留学生と関わるお仕事をしているので、世間話をしていると、花粉症対策をしてこなかった、突然アレルギー症状が出て辛い、という声を時々耳にします。その度にクラリチンがドラッグストアで買えることをご紹介しています。

これから留学や旅行で、カナダに来る予定だという方で花粉症の方は、楽しく快適な海外生活のために、事前にばっちり対策しておきましょうね。

スポンサーリンク
Simplicity – レクタングル大




Simplicity – レクタングル大




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
Simplicity – レクタングル大