出産準備品の中に、必ずといって良いほどリストアップされるのが、「授乳クッション」です。
・授乳のときしか使わないなら、コスパ悪くない?
・枕とかで代用できるんじゃない?
・短期間しか使わないし、買うのもったいなくない?
なんて思っていた私は、迷った挙句出産前に買いませんでした。
授乳クッションって、ユニークな形なだけでしょ?と思い、高い値段を出して買いたくなかったからです。
詳細は後述しますが、結論から言うと、産後慌てて授乳クッションを買いました汗
完母で育てた私には、結果必要なアイテムだったと気づいたのです。
今回の記事では、完全母乳で娘を育てた私が「授乳クッションって必要なの?買うことのメリットデメリットは?」について、経験を混じえながら率直な意見をご紹介します。
そんなプレママさん、ママさんに必ず役に立つ記事です。
それでは早速、ご紹介しますね!
目次
授乳クッションは買うべき?
ズバリ、完母で育てたい。母乳育児に力を入れたいママさんには、授乳クッションは心強い味方なので、購入をオススメします。
なぜなら、新生児を頻回授乳するときに授乳クッションがあると、これだけで?!と思うほど、信じられないくらいラクだからです。
お腹にすぽん!とクッションをはめて、その上に赤子を乗せ、おっぱいを捧げる。これだけです。
たったそれだけの作業です。
頻回授乳の際は、1日に10回以上授乳を行うので、「たったそれだけ」の作業を少しでもラクにしないと、回数が多いのでめちゃくちゃストレスになります。
何を隠そう、最初の3日間は枕を重ねて代用していた私。枕の素材や高さが合わず重ねても上手いポジションを見つけられず、それはそれは苦労しました。
それを1日に10~12回行っていたので、早速そのストレスは絶頂に。
ストレス頂点の中で、先輩ママが授乳クッションの良さを教えてくれました。短期間しか使えないけど、めちゃくちゃラクだし良いと思うよと。
ラクさを求めていた私は、結果旦那に頼んで買ってきてもらうことにしました。
それからの授乳は、大変でしたが負担とストレスがなくなり、楽しんで娘と過ごせるようになりました。
話が長くなりましたが、授乳クッションは、枕などで代用しようと思えばできます。でも高さなどを調節するのはとても難しく、ママへのストレスになりかねます。
・ママの負担を少しでも軽くしたい
・産後の大変な時期を少しでもラクに乗り切りたい
そう思っているなら、「授乳クッションはあると非常に便利なアイテム」と言えるでしょう。
授乳クッションを買うメリット
授乳クッションを買うことのメリットをいくつかご紹介します。
とにかく授乳がラク!
当たり前ですが、授乳をするママのためだけに出来ているので、授乳という行為がめちゃくちゃラクでストレスフリーになります。
これを買って使い出したときの感動たるや、忘れられません。
新生児の授乳は、赤ちゃんの高さ・角度・咥えさせ方がとても重要で難しいです。
少し角度が違うだけで、赤ちゃんの歯茎が当たって痛いし、高さが合わないとママの肩がこるし、とにかくストレスになります。
さらには、赤ちゃんが上手くラッチオン(乳頭を咥えること)しないと、上手く母乳が吸えないし出てこないので、授乳に時間がかかったり、大泣きされたりします。
代用品だと、赤ちゃんの顔がママの胸の高さに来るように毎回調節しないといけません。重ねたり向きを変えたり、頻回授乳中は1日それを12回ほど行います。
正直、授乳クッションがないと面倒です。
パーフェクトな高さで授乳できる
ママが姿勢良く座って、授乳クッションをお腹にはめ、赤ちゃんをその上に乗せれば、赤ちゃんの頭がちょうど乳頭の高さに来るので授乳をするときに不便がありません。
これが高すぎても赤ちゃんに上手く吸ってもらえずに泣かれたり、歯茎が当たって乳頭が傷ついたりします。逆に、低いとお母さんが覆いかぶさるようにして授乳するような姿勢になり、肩・首・背中がバキバキに凝ります。
高さが合っていると、授乳もラクになるし、ママへの体の負担も軽くなるのです。
時短になる
お腹にスポンとはめ、赤ちゃんをその上に乗せ、おっぱいをあげれば良いだけなので、時短になります。
当初は、枕を3~4つ私の周りに高さが合うようにセットし、赤ちゃんを安定するように乗せ、おっぱいをあげていました。
高さが合うようにセットと、赤ちゃんが安定するスポットを見つけることにコツが必要で、地味に時間がかかっていたので、それはもうストレスでした。
授乳前の準備の時間が短縮され、ママのストレスが減り、赤ちゃんがお腹減ったと泣くことも減ったので、ありがたかったです。
赤ちゃんの背もたれとして代用できる
本来は授乳用として使用するクッションですが、赤ちゃんの背もたれとしても使用できることはご存知ですか?
床に授乳クッションを置き、ママのおへそに付ける、くぼんでいる部分に赤ちゃんをもたれかけさせれば、くぼみの部分に包まれてちょこんと大人しく座ってくれます。
寝返りが出来るようになってきたら、大人しく留まってくれなくなりますが、ちょっとトイレに行きたいとき、家事をしながら話しかけたいとき、抱っこしすぎて腕が痛いときに使えます。
これがあれば、バウンサーはいらないです!
授乳クッションを買うデメリット
ここまで授乳クッションを押せ押せな私でしたが、きっちりデメリットも乗せておきます。
出費になる
授乳クッションによって値段は様々ですが、安いもので2000円ほど、高いもので1万ちょっとします。
それでなくともあれこれ出産前に買わないといけないのに、そんなに授乳クッション1つに払っていられない!と思ってしまいますよね。
授乳にしか使えないのに、そこそこの出費になるというのは事実です。
高さが合わないことがある
様々なメーカーから出ている授乳クッションは、そのサイズも異なります。サイズが異なれば、厚みも異なります。
厚み=赤ちゃんの高さなので、その厚みが薄いとママの肩・首の負担になるし、分厚いと上手く咥えさせられずに、赤ちゃんが飲みづらくなる可能性があります。
身長や体格で授乳クッションが合わない場合があることもあるのです。
短期間しか使えない
授乳クッションは、新生児~3ヶ月頃まで、それはもう毎日、1日に何回もフル活用して大活躍します。
でも、赤ちゃんの首が据わって授乳が安定してくる頃、徐々に授乳クッションを自然と使わなくなります。
いつ使わなくなるの?と言われても難しいところですが、恐らく最初の3ヶ月は超愛用して、その後ぱったり使わなくなります。
長期間使える他の育児アイテムに比べると、短い期間しか使えません。
買うならいつ用意すべき?
新生児の時期に最も使用頻度が高いので、できれば出産前に購入しておいたほうが良いでしょう。
私は、産前は舐めてかかっていたので用意しませんでした。でも、産直後に母乳育児の過酷さに気付かされたので、少しでも自分に負担を少なくと、授乳クッションを慌てて買い足しました。
ちょうど頃合いの良い枕やクッションがあれば良いですが、授乳クッションほど型にはまって使い勝手が良いものはそう見つかりません。
おススメの授乳クッションは?
程よく厚みがあり、新生児にも安心して使える素材であれば、基本的には何でも使いやすいです。母乳でよく汚してしまう可能性があるので、カバーが外して洗えるものが良いでしょう。
下記のような型なら基本使いやすいですよ!
最後に
この記事では、「授乳クッションは必要?完母で育てたママが思うメリットデメリット」として、授乳クッションを使って完母を乗り越えたママから見た、良かった点悪かった点を述べました。
授乳クッションは、短期しか使えないことが欠点ですが、その期間は肌身離さず使うことになるので、出産準備品の予算に少し余裕のあるプレママさんは、リストに追加したほうが良いですよ。
ママの負担を少しでも軽くして、楽しい育児生活を送れますように・・・!