トロントに住んで7年が経ちました。トロントのことは大体知っていたはずなのに、今回紹介するこの場所の存在を知ったのは、ここ半年くらい前。
地元の知る人ぞ知る、穴場的な癒しスポット「Evergreen Brick Works」。ウワサや友人の勧めで聞いていましたが、今回初めて足を運んでみたので、ご紹介します。
自然たっぷりマイナスイオンたっぷりあり、美味しいものあり、オシャレなものありで、若者にも家族にも愛されるスポットで、行った日は激混みでした。
トロントに来る予定の方は、週末にぜひとも行ってみてほしいです。
Evergreen Brick Worksとは?
もともとは工場だったこの場所。廃屋工場となってしまった後、2010年にその姿を変え、現在ではエコ・環境にちなんだ商品を展示するショールームや、催し物を開催できる多目的スペースになりました。
毎年50万人以上の人がこの場所に訪れており、地元・自然にちなんだものに触れ、楽しめるような場所になっています。以前に工場で使用されていた備品などが、博物館のように並べられている場所もあります。
ガーデニング・インテリア用品店、お土産にもぴったりの地元産のものが売られているお店、カフェを始め週末にはマーケットや屋台が出されているので、エコや環境関係に興味がなくても、ランチを食べたり、ショッピングをしたりして楽しめます。
トロント市のど真ん中に位置し、バイクロードの間にあることから自転車で来る人も多く、アスリートのようないでたちで訪れる人も多いです。
また、敷地が広い上に段差がなく子供に優しいので、ベビーカーでも来られます。家族で訪れる人も多く、週末は多くの人でごった返しています。
今回は、以前より友人にも行くことを強く勧められていたこともあり、週末にランチ目当てに旦那ともうすぐ3歳の娘と訪れてみることにしました。
Evergreen Brick Worksを外から見たらこんな感じ。廃工場だったものをそのまま利用しているだけあって、美しいわけではありませんが、まだ使えるものを再利用しているところは環境に優しくて交換が持てますね。
ランチにありつけるマーケット会場は、Evergreen Brick Worksのごく一部で、その他にも様々な場所に訪れることができます。会場周辺は緑豊かで、散策するのにももってこいです。
見所はマーケットとランチ屋台
私が今回訪れたのはとある夏の日曜日で、定期的に開催されるArtisan Marketを開催していました。いわゆるアンティークマーケットです。
ヴィンテージの家具・インテリア・服などが売られていました。
その会場の横では、ランチ時には激混みの屋台エリアがあります。私たちが行ったのがちょうど正午頃だったということもあり、多くの人で混み合っていました。席の確保に一苦労です。
食事・パイやアイスなどのスイーツ、ドリンク、ビールなども販売されていました。
アレーパというベネズエラ発祥のコーンブレッドのサンドイッチを販売しているお店です。パエリア鍋のようなもので調理しているものは、アレーパの具材です。見ているだけで迫力があってそそられますよね。
私が訪れたときはブルーベリー推進期間だったようで、全ベンダーがメニューにブルーベリーを使用していました。これでもかというくらい、ほぼ全てのメニューにブルーベリーが使われていました。
ちなみにこれは、定番中の定番ブルーベリータルトです。
この写真左手のサラダにも、ブルーベリーが乗っています。見た目もカラフルで美味しそう!
食べたもの、やったこと
屋台だけでも10以上のお店がありました。さすがに全て制覇しご紹介するのは無理なので、私がランチで食べたものをご紹介します。
ブリトー、コールスロー、サモサにマンゴーラッシーを注文しました。ブルーベリー推進期間だけあって、全てにブルーベリーソースがかかっていました。
ブリトーはタンドリーチキンが入っていて、パンチの効いた辛さがありましたが、フルーツソースがうまく融合してなんとも言えない美味しい仕上がりになっていました。
コールスローもシャキシャキっと新鮮で、サモサも揚げてあるにも関わらず食べやすい軽い感じでした。
贅沢で新鮮な食材がふんだんに使われており、かつ家で使わないようなスパイス・ハーブが効いていて、美味しい!真似したい!でもこれはきっと家庭で出せなさそうな味だ・・・と思いながら味わいました。
デザートにはアイスキャンデー!娘に大泣きしてねだられたので、買わないわけにはいかず・・・
ここでももちろん、ブルーベリーが主に使われていました。手作り、果物から実際にブレンダーでジュースにしアイスキャンデーにしているというこだわりのAngie’s Ice Pops。
口にしてみると、その自然の甘みを最大限に活かしているのがわかります。子供にも安心してあげることができます。
とても自然でフレッシュな味のするアイスキャンデーは、思わずやみつきになりそうでした。
腹ごなしをした後は、Evergreen Brick Works裏にある池とキッズパークを散策しました。
ここのエリアは広々としているので、小さな子供や車椅子のお年寄りの方をよく見かけました。
自然に触れたあとは、お店に寄ってみました。地元で作られているハーブやソース、カナダにちなんだビーバーやムース、トロント市の地図の絵など、お土産に喜んでもらえそうなものが大量に販売されていました。
Evergreen Brick Worksへの行き方
トロントのダウンタウンにあるEvergreen Brick Worksはとっても素敵な場所ですが、公共交通機関でのアクセスが少し不便なのが難点です。かといって車で行くとすぐ脇に駐車場があって便利ですが、土日のピーク時は混み合います。
私たちは車で行ったのですが、幸いピーク寸前に滑り込みで駐車できました。その後からぞくぞくと車が駐車場へ入ってきて、停める場所を探しうろうろしていたので、車で来るなら11時半頃までには停めたほうがよさそうです。
公共交通機関だと、Castle Frankという地下鉄の駅から北に歩くのが主なルートですが、普通に歩くと30分弱かかります。
また、Broadview駅からEvergreen Brick Works行きのシャトルバスが出ており、平日・土日ともに30分間隔で運行しています。シャトルバスの詳しい運行時間は、公式サイトより確認できます。(https://www.evergreen.ca/evergreen-brick-works/visitor-info/getting-here/shuttle-bus/)
最後に
今回の記事では、「Evergreen Brick Works」という地元トロントの人たちに愛されているスポットをご紹介しました。
フレッシュな空気の吸える自然に囲まれていて、新鮮で美味しい料理が食べられ、オシャレなオンタリオ産のものがショッピングできる場所で、また冬が来る前に来たい!と思えるような魅力的な場所でした。
トロントに来る機会のある方は、ぜひ訪れてみてくださいね。
Evergreen Brick Works
住所:550 Bayview Avenue, Toronto
電話番号:416-596-1495
公式ウェブサイト:https://www.evergreen.ca/evergreen-brick-works/